＊雑誌11 ページ26
松村side
6人で雑誌の取材を受けてた 夏のある日。
ジェシーと2人で 控室を出て自動販売機に。
A「ほっくん！じぇす！」
ジェ「A？！」
A「久しぶり！元気？！」
北「元気。…長袖 暑くないの」
A「…ああ、冷房効きすぎてて寒くって(笑)」
そう言ってヘラっと笑ったA。
その笑い方、知ってる。
無理してる時の 笑い方。
A「じゃ、行くね？」
嫌な予感がする。
そう感じた俺は この場を去ろうとするAの腕を掴んでいた。
A「……っ！」
顔を歪めたA。
そんなに嫌なのか。拒否されたことがショックで 腕を掴む手の力を緩める。
北「そんなに嫌？」
A「…」
ジェ「…A、ちょっとごめん」
そう言うとジェシーは Aの手を握って、優しく 袖をまくった。
ジェ「……やっぱり」
アザとか傷とか いろんなもんでぐちゃぐちゃになったAの腕。
こんな痛そうなのに 俺、すごい力で掴んじゃって、
北「ごめん、本当にごめん。痛かったな、ごめん。」
A「ほっくんは何も悪くないよ。黙っててごめん。」
ジェ「誰にやられてるの。」
A「一部のJr.と スタッフさん、かな。」
北「これを知ってる人は？」
A「マネージャーには言った。…昨日」
ジェ「いつからこんなんされてるの？」
A「2ヶ月くらい前 かな。もう 慣れちゃった」
俺は何も考えず、Aを抱きしめた。
ふわりと香る柔軟剤とシャンプーの混ざった香り。
北「…そんなことに慣れんなよ。」
北「守ってやれなくてごめん。」
A「謝んないで。ほっくん」
A「私がこれに耐えられるのは 6人がいるからだよ。絶対に追いついてやるって 決めてるから。こんなの全然辛くない。…みんなと離された時の悔しさとか寂しさとか、あの時の感情に比べたら全然マシ。むしろかかってこいって思ってる。」
だから任せて、と笑ったAは、今までで一番綺麗で。
その後 他の4人やマンズ兄さんにも事情を話して、Aに危害を加えた奴らは全員排除された。
後日 Aから、
『ほっくんたち何かしたでしょー？あいつら全員消えたんだけど(笑)』
って連絡が来た時には みんなで盛大に笑った。
あの日から 俺らは決めてたんだよ。
何があっても お前の笑顔を守るって。
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ぱち(プロフ) - 皆様たくさんのコメントありがとうございます！リクエストなども送ってくださり嬉しいです。少しずつ返していきます。続編お楽しみに！ (2020年7月1日 11時) (
レス) id: ac613d93b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編読みたいです！良ければ末澤くんとの絡みもみたいです！ (2020年6月30日 15時) (レス) id: 09e6571630 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続編みたいです！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 961db358a2 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます。お話、もっと読みたいので、続編お願いします！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: d27c2d3d70 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 続編待ってます´`* (2020年6月17日 13時) (レス) id: 26344d9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱち | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/profile
作成日時：2020年3月20日 23時
