瓜二つ【ゴールデンカムイ】 (ページ10)

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だ、第七師団？ページ10

？｢あ？お前……。あの炭鉱で｣

？｢27……。だ、第7師団か！？｣

バレてしまった。尾形と一緒にいると情報をまかれると脱走兵扱いになってしまう。今度こそ本気で不味い。

こんな状況になっても何も言わない尾形に腹が立ち、ねぇ！と振り向くと誰もいなかった。逃げたか？

？｢お嬢ちゃん……誰に話しかけてんだ……？｣

？｢殺すつもりはねぇよ。｣

｢いやだ！死にたくない！｣
と銃を奥へと投げ飛ばす。杉元は腰に付けていた銃剣を取り出し戦闘態勢に入る。接近術が得意な自分にとっては有利だ。だが弓を両手に構えている少女は厄介だ。

？｢杉元！！｣

と少女が叫んだ瞬間その男はこちらに向かって突撃してくる。そしてパンッ！と乾いた音が響き渡る。
その音は完全に男を狙っていて足にスレスレだった。

？｢杉元！木の上に誰かいる！私が仕留めるからそっちに集中してくれ！｣
と、弓を構える。

そして私と杉元の戦闘が始まった。何とか交わし続け、今の所は無傷だ。だが、いつまで持つか分からない。｢私は必ずウイルクに会うんだ！｣と叫び男に一発入れようとした瞬間横から坊主頭の男が飛んできて吹き飛ばされる。どんなに足掻いても男の手が離れることは無かった。アシリパと杉元は私の叫びを聞いて唖然としていた。｢嫌だ！！離せ！！！帰るんだ！！｣
何とか後ろに下がり足を外すことが出来たが後ろが崖とは知らずに下がってしまい後ろから落ちてしまう。すると尾形が急いで崖の坂になっている方へ向かう。崖を見下し坂を見つけて走っていく。

尾形｢A……！｣

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杉元｢……あの高さはもう無理だろうな。｣

アシㇼパ｢さっきアチャの名前を…｣

杉元｢アチャ？さっきのウイルク？って？｣

アシㇼパ｢あぁ、何であいつが…｣

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尾形はすぐにAを助けに行った。

まずは脈を確認し、次は怪我の確認。30mもある崖から落ちれば軽傷ということは無いだろう。
Aは背中と頭側から落ちたらしく肩甲骨と肩、背中が部分があざのように紫色に染ってしまっている。尾形はAを痛めないように背負い1番近い病院へと急いだ。

また川に沿い歩いていると街が見えてきた。