第7師団 ページ7
鯉登｢A。本当に大丈夫なのか。何があるかわからんぞ。｣
｢鶴見中尉のご命令ですからなんでも構いません。｣
鯉登｢……そういう事ではなく私は、｣
｢アシㇼパ。アシㇼパと言うアイヌの女が私の父親に関係しているらしいです｣
鯉登｢アシㇼパ？｣
｢その夕張に来るらしいですよ｣
鯉登｢父親と言うのは中将の事か？｣
｢はい。私の父親は殺されたんです。あと、昔に言っていた旅仲間のウイルク。私から家族の幸せを奪ったんです。必ず殺すって決めたんです｣
鯉登｢でもまだそいつがやったとは限らないだろう｣
｢それを鶴見中尉から聞き出すんです。｣
鯉登｢……そうか、私も何かあったら手を貸そう。｣
｢ありがとうございます｣
―――
月島｢失礼する。地図はこの紙に書いてくるように｣
｢ありがとうございます｣
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当日
鯉登｢これも持っていけ！あれも！｣
｢いえ、そんなにいりません！！！｣
月島｢鯉登少尉。たったの1週間ですよ、いい加減にしてください｣
鯉登｢だが……｣
宇佐美｢おい。精々鶴見中尉殿のために貢献するんだな。｣
鶴見｢Aちゃん。君に未来がかかっているんだ。頼んだよ。｣
なんでこんなに人が集まっているのだろうか
｢お任せ下さい。必ずご期待に応えてみせます。｣
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月島｢流石に女1人は危険なのでは｣
鶴見｢あれ程腕の良い者をただの医者として使うのではなく1人の兵士として利用した方が価値がある。｣
月島｢まあ、そうですが……｣
鶴見｢安心しろ私が育てた軍の女だ。何も心配することは無い。｣
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鶴見中尉から貰った地図を取りだし、下見をしておく江渡貝邸の近くまで行き、木へ登り窓から家の中を除く。部屋数や玄関の位置、階段の位置などをしっかり把握し紙に書いて報告。そして変な猫も書く。
簡単な任務だと思っていた。
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当日は月島軍曹と共に行動することとなり安心した。だが杉元一派と遭遇しお互いシロクマ探しのはめになった。トロッコがどんどん奥へ進んでいくが異変が起きていることに気が付かなかった。
突然鼓膜が壊れるような爆音がなる。
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作者名：ハムカツ | 作成日時：2023年10月16日 19時
