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夕張出張 ページ6
月島｢なるほど。先程の言葉は何弁ですか？｣
｢弁？あぁ、広島弁です。昔からの癖で出ちゃうんです｣
月島｢なるほど。A軍医も戦争に？｣
｢はい。治療に回りました。｣
月島｢そうですか。お互い大変でしたね。｣
｢ですね。｣
鯉登｢危険じゃっで、やめてくれ｣
月島｢起きていたんですか…｣
｢第七師団を？鶴見中尉の駒なんで、行かないと下から捨てられますよ。｣
鯉登｢……｣
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いつものように医務室で書類を書いているとノックをされ
兵士｢A軍医。鶴見中尉がお呼びです。｣
｢ありがとうございます。｣
急いで鶴見中尉の元へ向かうと中には鯉登少尉と月島軍曹がいた。
｢なぜ私を？｣
鶴見｢Aちゃん。君には江渡貝邸の地図を作ってきてして欲しい。｣
｢……地図？｣
鶴見｢あぁ、それと夕張の炭鉱も忘れずに。Aちゃん。君ならできるだろう？｣
瞳をまじまじと見られドキドキしてしまう。
｢で、出来ますが、私の患者を放っておく訳には行きません。｣
鶴見｢それならもう手配している。ここから一番近い病院に通ってもらう。もうこちらから患者の情報も金も全て渡してある。出発は明日だ！月島軍曹から話を聞いておくれ｣
｢……分かりました。失礼しました。｣
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作者名：ハムカツ | 作成日時：2023年10月16日 19時
