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嘘の関係 ページ45
男の銃がこちらへ向けられる。私は素直に答えることにした。
｢、記憶を無くす前のことは覚えていません。なのでどこで会ったかも、なぜ一緒にいるのかも分かりません。｣
鶴見｢では、なぜ記憶をなくした？｣
｢杉元と闘いになり、その時に後ろを確認しなかったから落ちたんです。｣
鯉登｢落ちたって……もしかして、｣
｢落ちた時に荷物も全部置いてきてしまいました。｣
鯉登｢…これか、？｣
と写真を取り出す。その写真は鯉登が拾い、常に持っていたようでAと鶴見中尉の2人の写真だ。まぁ、コラ画に加工されているのだが、
｢え、私……？｣
鶴見｢あぁ、懐かしいね。前に撮った写真じゃないか。｣
私とこの男が写真を撮った？
鶴見｢まあ、そんなことはいい。百之助から最初になんと言われた？｣
｢…幼なじみ、と。｣
鶴見｢幼なじみか…。それを信じているのか？｣
｢はい。｣
鶴見｢そうか。百之助とAちゃんは全く関係は無いがな。｣
｢どういうことですか。｣
鶴見｢そのまんまだ。嘘の関係ということだ。｣
｢……｣
鶴見｢そして私たちのことをなんと言っていた？｣
｢…。｣
宇佐美｢おい、A｣
と銃を持っている手に力を込めようとする。
｢…あったら殺せと、｣
鶴見｢何故だ？｣
｢私の親を殺した人達だから。あの人のことを刺したのも親孝行と思ってしまいました。｣
鶴見｢親を殺した？｣
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作者名：ハムカツ | 作成日時：2023年10月16日 19時
