おはようございもす ページ28
｢おはようございます……｣
牛山｢嬢ちゃん髪の毛どうしたんだい｣
最初に気づいたのは尾形ではなく牛山だった
｢あぁ、家永さんにやってもらいました｣
牛山｢良いじゃないか、似合ってるぞ｣
｢ありがとうございます｣
尾形｢……いいんじゃないか｣
と、小さい声で呟いた
｢あ、ありがとうございます｣
まさか言われるとは思っておらず顔が真っ赤になった
尾形も照れ隠しなのか自身の頭をまた撫でている。
牛山｢嬢ちゃん達今日行くんだろ？｣
｢今日なんですか？｣
尾形｢あぁ、もうすぐ出る｣
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｢お世話になりました｣
土方｢またいつか、な。｣
若干まだこの人の事は怖かったが、仕方ない……。
家永｢怪我が悪化してしまったらまたこちらにいらしてください｣
牛山｢嬢ちゃん。忘れるなよ、男に大切なのは……｣
｢……チンポですよね。｣
しっかりと牛山から教育済みのようだ。
牛山｢そうだ。チンポが紳士かどうかで決めろ。尾形は紳士なんだろうな？｣
尾形｢……はっ。｣
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｢次はどこに向かうんですか｣
尾形｢さぁな｣
｢……。｣
Aがあまり思い出さないのもつまらないので少しからかってみることにした。
尾形｢おはようござい『もす』。｣
｢もす？なんですかそれ、噛んだんですか？｣
尾形｢……今日は『月』が綺麗らしいぞ。｣
｢月？尾形さんが月について話すなんて珍しいですね｣
尾形｢……さっき『鶴』を見たんだが……｣
｢もう鶴の時期なんですか？｣
どうやらAは、まだしっかりと思い出したわけでないようだ。まぁ、それだったらもう第七師団に戻ってるだろうし。
思い出したのはきっと今まで鶴見中尉に教えてもらったことだけだろう。
もうきっと今までのAとは違う。弱々しい女じゃない。きっと戦闘にも役に立つだろうと思った尾形はAにあることを言った
尾形｢お前の親のことだが、｣
｢……｣
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作者名：ハムカツ | 作成日時：2023年10月16日 19時
