クソコラ ページ24
A捜索隊こと鯉登と月島はまず美唄へまた話を聞くことにした。
列車で美唄に向かう。長い。
まずは駅で話を聞いた。
月島｢この人を見ませんでしたか｣
人｢見たことねぇなあ｣
鯉登｢やっぱり目撃が少ないな｣
月島｢そういえば、前に崖で拾った2人の写真はどうしたんですか？｣
鯉登は顔を誇らしげにし自分の胸をポンポンと叩きながら胸を張っている。
なるほど。胸ポケットに入れているのか
すると鯉登は内側の胸ポケットに手を突っ込みどん！と月島の目の前に出てきた。
その写真には3人が写っていた……前写っているのは2人のはずだったが……。
よく写真を見ると雑に切り取られた鯉登が貼っつけられている。Aの手にも鯉登の顔面が貼っつけられてあった。これが鯉登のクソコラ写真だ。レンズの遠近法で鯉登が小さくなっており子供のような鯉登に少し笑ってしまった。
鯉登｢何が面白いのだ？月島｣
月島｢いえ、なんでもありません。｣
鯉登｢早くこっちに来い！行くぞ月島ァ！！｣
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鯉登｢見たことないか？｣
通行人｢あ？ないな。｣
鯉登｢ダメだ。こっちは誰も目撃していない。｣
月島｢1件目撃がありました。｣
鯉登｢どこだ！？｣
月島｢この先にある旅館に昨夜までいたとの事です。｣
鯉登｢昨夜までか、まだ近くにいるはずだ。その旅館へもう一度話を聞きに行こう。｣
月島｢はい。｣
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鯉登｢失礼する。この男がここに来なかったか？｣
おばさん｢あぁ、来たよ。女の子を連れてね｣
鯉登｢おかしな様子はなかったか？｣
おばさん｢特にないけど、女の子が庭を行ったり来たりしていた気がするねぇ、｣
鯉登｢そうか。｣
おばさん｢あっ、あとこれ忘れ物だから会ったら渡しておいてくれ！｣
と渡されたのは綺麗に畳まれている軍服と服の上に置かれている軍帽だった。
月島｢軍服と軍帽ですか。｣
鯉登｢尾形のものか？｣
月島｢それにしては小さい気もしますが、そもそも軍帽なんてかぶらないでしょう｣
鯉登｢ではAのものか？｣
月島｢まぁ、私はそう思います。｣
鯉登｢では今は軍服を着ていない……。｣
月島｢はぁ、また捜索が難しくなりました。｣
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作者名：ハムカツ | 作成日時：2023年10月16日 19時
