見つけてくれて、ありがとう ページ25
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ウォールローゼ周辺をひたすら飛び回る…
額には汗が滲み、体力も落ちてきた。
だがもしかしたら…Aのことだ
(自ら命を絶つかもしれない…)
それを考えると、余計に焦ってくる。
急げ…手遅れになる前に
そのとき、壁の上に人影が見えた。
あれは…
(Aだ…)
声を掛ける隙も与えず、50メートルの壁の上から落ちる少女
俺は立体機動で後を追い駆けた。
「どうか…間に合ってくれ…！」
________________________________
私は壁の上から落ちて、死んだはずだった。
はずだった…よね？
ならどうして
「お前は馬鹿か？！心配かけんじゃねぇ！！」
兵長に抱きしめられてるの？
脳が追いつかない…
けどひょっとして
助けてくれたの？
兵長は私を骨が折れそうなほど
強く強く抱きしめていた。
「A…聞きてぇことは山ほどあるが、まず最初に言わせてくれ」
そういって兵長が取り出したのは…
私が無くしたと思っていた、あのハンカチ。
「これは…お前のだろ？」
激しく頷く。
「ってことは…あの日俺を助けたのも、お前だな？」
(…兵長…気づいてくれた)
それがただ嬉しくて、涙が頬を伝う。
今まで…苦しかったけど
ここまでこれて良かった。
『兵長！あの日助けたのは…私ですっ！
ずっと好きでした…！』
あれ？今私…
『声が…戻った…』
ストレスが無くなったせいかな
自分でも驚いていた次の瞬間、
兵長とキスをしていた。
「間違いない…その声だ。
俺もお前を愛している。」
空は少し明るくなってきている。
朝日が上る中…人類を守る壁の上で、
もう一度キスをした
「見つけたぞ…俺のA」
『へいちょう…私を、
見つけてくれてありがとう。』
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fusa0907(プロフ) - 完結してるけどコメ失礼します！この作品大好きですｯ!!個人的にアイネクライネの曲が似合うなぁって思いました！他の作品も読ませていただきます!! (2017年6月24日 13時) (
レス) id: 1b84d81fd1 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - はっぴーえんど！！ (2017年1月2日 15時) (レス) id: 5fc3e44d27 (このIDを非表示/違反報告)
しもナス(プロフ) - なおさん» 読めば分かりますよね (2015年6月6日 18時) (携帯から) (レス) id: f0a813e6eb (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - クリスタが泣き出した時、ハンジはクリスタの背中を擦りながら慰めたのですか？ (2015年4月26日 22時) (レス) id: 69c388663f (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ハンジはどのような検査でクリスタが妊娠しているかどうかを調べたんですか？ (2015年4月11日 23時) (レス) id: 69c388663f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2014年9月18日 23時
