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知らない ページ6
次の里でも…ボクは
あぁ、許せない、許さない!
ボクを憐れむなんて、ボクをそんな目で見るなんて!
屈辱、恥晒し!
そんな目で見るな、ボクを…見るな‼
「殺す壊す全部‼あははははは‼」
知らない知らない、罪なんて犯罪なんて!
ボクはボクが楽しむことが一番大切なんだ‼
楽しんで何が悪いんだ…楽しい事をすることの何がいけないんだ!?
「ねぇ…あの子って…指名手配の」
「だな…ライっつったか?」
「…きっと、可哀想な育ちなのでしょうね」
「そうじゃなきゃあんな風にはならない」
煩い、うるさい、ウルサイ‼
黙れ、そのやかましい口を閉じろ!
「ひっ…あいつ俺らを」
「やめて…」
あぁ、その目で良い。
その恐怖に染まった目で良い。
だが…その奥にある憐れみが嫌いだ‼
「その口を今すぐに…開けなくしてやる」
ボクはナイフを使って切り裂いた。
「次は誰だ?次は誰が…」
ドン、1発の銃声。
それはボクの髪を揺らしていった。
「…」
振り向けば、一人の警察官。
銃を構えている……警察官か、あんな…善良な面した奴ら…
「やめなさい!やめないと撃つぞ!」
そんな脅し?
「撃てば?当たらないから」
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