死柱と霞柱 (ページ12)

今日:14 hit、昨日:20 hit、合計:66,849 hit

だんらんページ12

さて、長い説教も終わって、俺と(親友)は正座の姿勢を崩した。

｢のああああああああぁぁぁ！！！足がいってぇぇぇぇ！｣

『うぐぉぉ．．．．．．』

足が痺れてすっごい痛い。
え、気になっているんですが、三日月さんってなんで同じ時間正座してたのににこにこしてるの！？

｢おやおや、二人共痺れたんだね。｣

そう言って苦笑する三日月さん(お父さん)はなんで痺れないんだよ．．．．。

｢ありえない．．．。｣

あ、(親友)が柱モードになった。
こいつONとoffで言葉使いが変わるんだ。
うぁぁぁ足がしびれるぅぅ。

｢．．．．．二人は全集中の呼吸を使わなかったんですか？｣

『｢．．．．．．使ってなかったです。｣』

呆れ顔の三日月さんにすぐ謝罪をする。
その後は呼吸によってだいぶ落ち着いたので3人分お茶入れて今はだんらん中。

｢しっかし、雨雪お前忙しいのはわかるけどなもっと工夫して楽をしたり息抜きしながらやっていけよ。そんなに真面目にしてもお前の身長も伸びねぇぞ！｣

｢やめなさい。雨雪が泣きそうだからね。やめなさい。｣

『(｡o̴̶̷̥᷅ωก̀｡)ｸﾞｽ身長は関係ねぇだろぉ！！！！』

｢そういえば、三日月さんは今日なんでこっちに来たんだ？｣

無視かよ！？

｢．．．．．まぁ、任務が忙しかったから二人共に倒れてないか心配だったからだよ。｣

そう言いながら、(親友)の頭を撫でる。ホワホワしてるなぁ(親友)。

『逆に俺たちこんなに喧嘩してるし、大丈夫です！』

と、ニッコリ笑う俺に｢よかった｣と笑い返してくれる。三日月さんはやっぱり暖かくなる。

『いいなぁ、俺本当に三日月さんの子供だったら．．．．』

ぴたっと言葉をとめた俺に三日月さんは怪訝そうな顔をした。

『三日月さん．．．子供に会いに行きました？』

ピシッと固まった三日月さんの反応にあぁっとため息が出てしまう。
(親友)も同じ反応だなぁ。
一応言っておこう。三日月さんは妻いるし、子供も生まれている。
勿論三日月さんも喜んだし、会うのも楽しみだと言っていたらしいのだが．．．．

｢また任務でダメだった。｣

はぁっと落胆する三日月さんの反応どうり鬼殺隊は忙しい。とくに階級が1番上の柱は別格1番忙しいのだ。
だから会えない。

｢三日月さんはなんで休暇とって、息子のとこに行かねんだ？｣

首をかしげながら、お茶をすする(親友)に三日月さんは微笑んで応えてくれた。
これからの人生で俺たちの大切な言葉になる事を。