第三百八十五訓 ページ7
『ファン??え、ファン??』
「はい、私は佐々木異三郎。見廻組局長です」
『!』
見廻組………?
あぁ、道理で見慣れた制服だと思っ…………
いや、はァ!?!?!?
見廻組局長が真撰組のファン!?嘘でしょ!!
佐々木「ホラ、この制服も真撰組を元に作らせた物ですから」
『………そ、そうかい』
うーん、何か裏がありそうだな…でも今はそれに構っている暇は無いし信女ちゃんの空腹も直ったみたいだし…早く退散するとしよう。
『んじゃ、私はこれで__』
__________ガシッッ、
『エ』
歩こうとしていた足が止まる。ギギギ……と後ろを振り向くと、私の腕を信女ちゃんが掴んでいた。
…………え???
『信女ちゃん??』
信女「………」
何で無言でふるふる首を横に降ってんの!?
てか何で引き留められてんの私!?!?いや別に可愛い女の子に引き留められた事自体は嬉しいんだけど佐々木君がさ!?
『信女ちゃん??手ェ離して??』
信女「………いや」
何で!?!?!?
佐々木「…ウチの信女がここまで人に懐いたのは初めてですよ」
『!』
すると佐々木君が驚いた様に言った…じゃなくて何コレ。懐かれたの?懐かれたって言うのコレ。
佐々木「ですが迷惑をかけたのも事実」
『えっ。いやそんな気にしなくても』
佐々木「お詫びとしてメル友になりましょう」
………………ごめん何て?
『え??』
佐々木「大丈夫です、此方にはシンちゃん、と登録しておきますから」
『何で!?!?』
佐々木「そりゃ真撰組ですから頭文字を取って」
『そっちじゃなくて!!何でメル友!?』
アレ、エリートは??見廻組局長は?コテコテのエリートは??え???
佐々木「すみません、何分友達が少ない物で……では貴女の方にはサブちゃん、と……」
『え、ギャップやばくない?いや良いんだけど…ってそれ私の携帯!ちょ、やめたまえ!』
驚愕と呆れ、少しの恐怖を抱きながらも佐々木君の方を見ると、彼は私の携帯をいじっていた。
いつスッたんだか分からなかったが……ていうか新規登録すんな!!!!!
佐々木「謝罪メール一日送り続けますね」
『辞めろっつってんだろ!!!!』
ー
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時