第三百八十四訓 ページ6
そんなこんなで。六つあったドーナツは全て信女ちゃんの胃袋の中へ消えた。
『ふふ、美味しかったかい？』
信女「……えぇ、」
『それは良かった！』
口元を拭いている信女ちゃんに笑いかけると、彼女はジッ…と私を見つめてきた。
信女「Aは」
『ん？』
信女「Aはどうして他人の私を助けたの」
『…………えっ』
え、どうしてか？？何て答えれば良いのコレ。
女性だったから？？放っとけなかったから？？
……前者は下心臭いし後者は偽善者臭いな……
『えーーっと……うーん、助けたかったから…じゃ、駄目かい？』
信女「っえ……」
苦笑しながらも言うと、信女ちゃんは数秒フリーズした後……
＿＿＿＿＿＿ズイッ、
『っ、わ、』
信女「………貴方、」
顔を近付けてきた。
鼻先が触れそうな近い距離に驚き、息を呑む。
『の、信女ちゃん？？』
信女「………いいえ、何でも。やっぱりAって変」
『え？あはは……そうかな？』
私からしたら信女ちゃんの方が変わってるんだけどな……と、冷や汗をかいていると。
＿＿＿＿＿＿ブロロロロ………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿キキィ＿＿＿ッ、！！
『！』
私達の後ろに、高級車とも言える黒い車が停車した。
(えっ、何＿＿＿)
私が驚いている間にガチャッ…と車の扉が開く。
中からは、信女ちゃんと同じ制服を着た男性が出てきた。
とても厳格そうで、モノクルをかけている辺り…何か呪術廻戦の七海○人感ある。
信女「………異三郎」
『？！』
すると、信女ちゃんが彼の名前らしき物を言った……て事は彼が信女ちゃんの知り合い？
(ていうか異三郎、って名前も何処かで聞いた事があるんだよな……どこだっけ？)
「貴方は確か…真撰組副長補佐の暁Aさんでしたよね？」
『っ？！』
え、待って？何で私の名前を……
「…まあまあそう身構えず。私はただの真撰組のファンですから」
『は？』
ごめん何て？？？？？
ー
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます！そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです！図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (
レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです！ぱっつぁんですね、頑張ります！バラガキ篇も頑張りましたー！！これからも宜しくお願いします！ (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年3月3日 13時
