第三百九十一訓 ページ13
ブー、ブー…
『…………。』
ブー、ブー……
『…………。』
ブー、ブ((
『うるせェェァァァ!!!!!』
一肌脱ぐ、と決意した後日。携帯から通知音が鳴り止まずぶち切れた。
一体何なんだよ!って、見るじゃん!?見るじゃん!
肝心の中身は
【ヤッホー、サブちゃんだお☆
今日はとても良い晴天ですね(*^o^*)】
【ヤッホー、サブちゃんだお☆実はのぶたすがシンちゃんにとっても会いたがってるんだ☆
多分寂しいんだよネ。勿論サブちゃんもとってもとっても寂しいお☆だからシンちゃんメールしてね】
【…………無視しても無駄だお★】
『何で星黒くなってんだ!!!!!』
肝心の中身コレだぞ!?何だよコレ!馬面の男に八股された位ウザいんだけど!!!
ブー、ブー……
『ッ!また来た……今度は何、』
【無駄だお★】
……………。
…………。
……今すぐサブちゃんの顔面に携帯スパーキンしたい気持ちを抑え携帯を閉じた。
因みに無視し続けたら夜まで鳴り響いてました。もはや恐怖。
__________
______
___
結局返信はせず、そのまま部屋を出た。え?仕事??終わらせたよ??私ったらYDKだから。
………いや通知音うるさかったけど。
そんなこんなで首を鳴らしながら縁側を歩いていると。
『!』
道場から、明かりが漏れているのが見えた。
(?…誰かいるのかな?夜も遅いのだけれど…)
夜で辺りが暗いからか……光がとても目立ってみえるのだ。近寄って覗いて見るとうっすらだが、声が聞こえてきた。
_____「……っス……ように…」
_____「………なってくださ…」
『……!』
道場には、倒れた鉄君と…彼に背中を向けて立つトシがいた。
二人とも稽古着で竹刀を持っている為、鉄君がトシに稽古をつけてもらっていたのだろうが…
鉄君が何やら話し込んでいる様だ。じっ、と耳をすませる。
鉄之助「副長の兄上は…副長の事を恨んでなんか居ませんよ…!きっと副長に会いたがっています…」
(………成程ねェ…鉄君はトシと為五郎さんを会わせようとしてるのか)
真意は分からないが…トシが為五郎さんを護れず目を失明させてしまったから会っていない、と思っている様だ。
ー
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時