第三百七十九訓〜バラガキ編〜 ページ1
『………何ですかコレ』
沖田「………さァ？どうなんですかィ土方さん」
現在、私や総悟の手元にあるのは小さなインカム。
朝起きて隊長格招集会議に行ったら配られた物だ。
黒く小さいそれはよく出来た構造になっており、隠密や潜入などに使えそうである。
簡単に言えばコンパクトで精密。
いや、うん。まァそれは良いんだけど……
『何でこんないっぱいあるんです…？？どこから仕入れたんですか』
そう、沢山あるのである。
ざっと…真撰組隊員全員分くらい。ダンボールに入れられているが……どこから仕入れたんだろう。
土方「あー……幕府の上層部からの郵配物、だとよ」
『は？？』
幕府の上層部？？
あの利益しか頭にないケチ共から？？
え……うそーん。
『こりゃまた凄いですねェ………』
幕府の招集がこの前かかっていたけれど……この事だったのか。
けれど、そこで疑問が一つ。
『でもあんなケチ共がどうして今になって…』
そう、本当に気になる所だ。
あんなケチな上層部がこんな精密なインカム…高い金出して私達に与える訳ない。
土方「あァ、それがどうも見廻組が関わってるらしいが……」
『見廻組……？』
見廻組、見廻組、みまわりぐみ………
あぁ、どこかで聞いた事あるかも。
『確か家柄や才能などを選り優り作られた…所謂エリート警察組織でしたっけ？』
見廻組。エリートサマ達だけを集めて作り上げた警察組織だ。
立ち上げて以来、他の警察署ごぼう抜きの活躍をしているらしいが……。
土方「あァ、その見廻組の活躍ぶりが凄くて利益が大量に入ってきてんだと。コレはそのおこぼれだ」
沖田「成程ねィ…ま、確かにそこまでにならねーと上層部は財布のヒモを解いてくれやせんし」
つまり、
わ〜見廻組スゲー流石エリート〜。
↓
見廻組がスゲーから利益が有り余る〜
↓
持て余しちまうし真撰組に新装備与えとくかー！
って事ね。
…………うええ、何かムカつく。
ー
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます！そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです！図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (
レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです！ぱっつぁんですね、頑張ります！バラガキ篇も頑張りましたー！！これからも宜しくお願いします！ (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年3月3日 13時
