第四百三訓 ページ25
沖田「簡単な事でさァ、俺があの女の相手して足止めしとくんで先行ってくだせェ」
いやそんな淡々と言われても。いくら総悟とはいえ信女ちゃんの相手はな…暗殺剣の使い手の剣筋は本当に素早く更に重い。しかも斬られるのは一瞬。
いつかは忘れたが…母がそんな事を言っていた。何故そんな事を知っていたのか分からないけど。
……とにかく、危険だ。一対一とか更に。ダメに決まってる。
『君を信頼していない訳ではないけれど駄目だ。攻撃されたらただでは済まないだろうし』
やんわりと総悟の案を断ろうとすると……
沖田「お、心配してくれてんですかィ?そりゃア嬉しいですねィ……けど、俺もそんな馬鹿じゃありやせん。真正面からは戦いやせんよ」
総悟は、安心させる様に優しい顔で微笑んできた。その顔は明らかに戦場でする物ではない物で…少し顔が赤くなる。
沖田「インカムも付けてますし、大丈夫でさァ。作戦の指揮、お願いしやす…A」
『……うん、心得たよ』
総悟はそのまま、剣を抜き信女ちゃんの方へ行ってしまった。
……すぐ戦闘音が響いてきた辺り、もう戦い出してしまったのだろう。速。
近藤「よし、俺達も行くぞ!!」
山崎「そうですね!!Aさん、指揮を!」
『うん、まず作戦としてはトシの助けが不可欠だ……よって、鉄君を助けるのを最優先にする』
知恵空党の奴等は油断している。私達が鉄君を必死に救いだそうとしていると思っているからだ。
その、不意を突く。
正面突破もリスクはあるが悪い案ではない……。リスクは大きいけれど。
(まず鉄君の位置の場所が大切だね…)
でも、私が一番良いと思う理想策としては__
「……あり、もしかして…もう別働隊来ちゃった感じ?」
近藤「!」
『君、は____』
「よォ、あのクソエリートに雇われて来たんだがスゲー事になってるらしいな」
知恵空党に、内通者を立てる作戦、とか。
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時