第四百一訓 ページ23
ビルに潜入し、見張りを気絶させて入り込む。
そのまま進んでいこうとしたのだが……
『……あちゃー』
そう簡単には行かないか。
沖田「ありゃア……」
近藤「見廻組の……副長、だったか」
目の前にただずんでいるのはお察しの通り見廻組副長、今井信女ちゃん。真撰組の別働隊が私達なのに対し…見廻組からの別働隊は信女ちゃん、って事かな?
すると、それと同時にトシのインカムから音が流れ込んでくる。
<オイ、A>
『ハイハーイ、どうしましたかー』
このタイミングで言いたい事は一つ。信女ちゃんの事だろう。
<佐々木が別働隊だの何だの言ってるが……大丈夫なのか?>
ほーら、やっぱり。ていうか大丈夫って言われてもなァ…もうばったりしちゃってるんですよね。
『少なくとも私達が殺される心配は無いと思……うーん、でも信女ちゃんたら殺気立ってるからどうかな……』
土方<いやンな事よりテメーの人脈はどうなってんだ!!>
『いや良いでしょう今は!それより佐々木君……いや、“三天の怪物”サマは中々手強いと思いますんで…気を付けて下さいよー?』
土方<うるせ、テメーもな>
いつも通りの様な会話。淡白な会話。
けれどそれをする事で相手が無事だと分かる事が何よりも今は嬉しかった。
『さてと……』
まず考えよう。
信女ちゃんはどう動く?私達をまず始末しようと動くか……それとも鉄君を最初に始末しようと動くか。
…………ハハハ、何がヤバイって信女ちゃんもう戦闘態勢なんだよね。此方に向かって殺意剥き出し。
(うーん、不味いな……見たところ信女ちゃんは相当の手練れだろうし…)
冷や汗を垂らしながら思案していると…
不意に。
信女「………A?」
『!』
今気付いたかの様に、信女ちゃんが私の名前を呼んだ。少し驚いてそちらを見ると……彼女は少し目を見開いており。
………?
ー
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時