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久しぶりの宿。今まで野宿だったから、建物の中は本当に安心した。久しぶりにお風呂も入れたし
そういえば、正式にわたくしの班が発足いたしました！「新入隊士特別班」！名前の通りの班ですよ！
ちょっと楽しい気持ちで廊下を歩いていると、トシの部屋から出てきた人影があった
「新八！？」
「おお、Aちゃん！久しぶりだな！」
そこにいたのは紛れもない永倉新八だった。彼に駆け寄り、服をガッと掴む
「なんで…」
「戦場が同じところになったからよ、一時的に合流したんだ」
「…そっかぁ…良かった…。怪我はない？病気とか…あ、ご飯ちゃんと食べてるよね？」
怪我や異常はないかとベタベタ彼の体に触れる。うぉ、と小さい声が上から聞こえてきた
「そんな心配しなくても大丈夫だっての！しっかし、こんな喜んでもらえるとはな！」
ガハハと楽しそうに笑う新八。元気そうで安心した。
だが、彼と一緒にいるはずの人が、周りに見当たらないのに気づく
「…会えるなんて思ってなかったから…。あれ？…左之は？」
「あいつは別のとこで戦ってる」
「…そっか、残念」
へへ、と笑うと、新八は私を心配したのか、頭を撫でてくる。ちょ、強い。ボサボサになる…
「大丈夫！またそのうち会えるって！」
「う、うん」
__________
「Aさん！」
「どうしたの？」
私の班の隊士が走り込んで来る
「藤堂隊長が…！」
「平助！？帰ってきたの！？」
「ええ！今一階にいます」
ありがとう！と言いながら階段を転ぶんじゃないかってくらい速く駆け下りた
「平助！」
喜びに満ちた私の笑顔が、彼らを見た瞬間、すぐに深刻なものに変わった
「A…」
「平助！？」
あの平助が、ボロボロな姿で立っていた。血まみれの服。傷はもしかしたら直ったのかもしれない。
でも彼の浮かべた笑みは、少しやつれていた気がする
「…先に、他の皆を手当てをしてくれ」
「わ、わかった。おい！誰か手の空いてる人！手伝って！」
私は二階に叫ぶと、声に反応して我が班の隊士たちがぞろぞろ降りてきた
へへ、と寂しそうにそう言った平助。自分だけ無傷な事に負い目を感じているのだろうか
彼の肩に腕を回した
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青椿(プロフ) - 全部、読ませていただきました！更新、頑張ってください！そして、ちょっとでいいので文才を分けてください…。（笑） (2017年7月8日 23時) (
レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
めいさい - この作品大好きです！うるっときました！そしてギャグがすごくおもしろいです(*≧∀≦*)頑張ってください。 (2016年12月16日 21時) (レス) id: 3c799ac5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - ヘムヘムさん» 更新停止気味で申し訳ない気持ちでいっぱいです…。ありがとうございます！とても励みになりました！ (2016年10月10日 16時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
ヘムヘム - この作品,全部読みました！とても面白いです！惹きつけられました！！これからも,頑張ってください！ファンとして応援してます！！！！ (2016年10月10日 13時) (レス) id: 678d5df645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年7月12日 21時
