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女のやる稽古なんてやりたくないってか？そんな目しちゃってさ。仲良くやろうよ
「まぁいいや。そこで見学してな」
彼らにそう笑うと私は素振りをしている隊士たちの方へ歩く。後ろから舌打ちが聞こえた
「ハイお疲れ！素振りはもういいや！てかこれから素振りやらないからやりたいなら自分でやってねー」
私がそう声を上げると、は？なんだこいつみたいな顔が大勢いた。うんうんそういうの好きだよ
集合をかけるとむさ苦しい男たちが走って集まってくる。実にいい動きである
「はい、じゃあ今から4人一組で殺し合いをしてくださーい」
楽しそうに言う私にまたまたなんだこいつの顔たち。
1人の隊士が手を上げる
「あの。いつもなら違う稽古するんですが。というか素振りをこれからしないってどういう事ですか？」
嫌味ったらしい言い方。うんうん。自己があるのはいいことだよ。てか違う稽古知ってるけどね今まで君たちの中で稽古してたんだから
「うーん、素振りをやらないのは別にみんなでやる事ないと思って。あと本当に戦う前、あんたら素振りするわけ？
逆に聞くけど、君たちそれで戦えるの？人を斬れる？」
一気に声が冷え切ったのが、自分でもわかった
「私はたくさん仲間が殺されていくのを見たことがある」
ごくり、と唾を飲む音が聞こえた
彼らはまだ、新しく入ったばかりだから戦場には出向いたことはないと聞く。
「その時、君らが怖くて突っ立ってる事しかできないのか。
それとも一人でも多くを殺すのか」
私は、みんなを守りたかった
大切な人たちを、失いたくなかった
「何もできずに悔やみ続けている仲間を見た事もある。
そんな奴らを生み出す稽古に何の意味がある？今君らに必要なのは稽古で強くなる事じゃない。
戦場で自分の志に忠実な迷わない心を育てる事だ。
そのためには戦場により近い練習を積まなくてはならない」
私の稽古の教え方一つで、この子たちを良いようにも悪いようにも導ける。
そんな重い責任を負っているのだ私は
「分かったかな？」
「「は、はい！」」
「良い返事。じゃあ防具外してから戦ってね。急に起きた戦いじゃ防具なんてつけないんだから」
にこ、と笑うと彼らはまたも良い返事を道場に響かせ、せっせと防具を外し始めた
さっき素振りをサボりやがった数人の隊士たちに近づいた私。
彼らはちょっと私にビビっているようだった。もしかして今のスピーチ感動したの君たち？ねぇ？
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
