弐！審神者ですが地獄の第二補佐官してます (ページ22)

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知らない人ページ22

何も見えない、手足が縛られていて身動きも十分にとれない

そんな状態で私は眠りから覚めた

外の音からするにここは衆合地獄のどこかだろうか

獄卒たちのにぎやかな声が聞こえる

そして、誰かが、いや、『何かが』この空間にはいた

桔梗「誰だよ。アンタ。」

？「オレハ、サニワヲタオサナキャナラナイ。カタナモ、ゼンブ、オル。ゼンブ、ウバウ。ソレガ、アルジノノゾミ」

……！ッ歴史修正主義者か！！

桔梗「……アンタが言う主って誰だよ。お前、遡行軍の亜種だろう。お前らに主なんて存在があるというのか？」

？「あるね。それが俺さ。君にとっては、はじめましてだよねぇ。演練で何度かあったことあるけど絶対君は覚えててくれないもんねぇ。まぁ、神田って名乗っておこうかな。」

桔梗「……アンタの霊力薄汚れてるね。だから、遡行軍に加担して私の力を奪ってやろうって……！？本当、馬鹿げてるね。」

この言葉に相手はイラついたのか、私を一度蹴り、
人間ならば本来話せないような言語を口にだして詠唱し始めた

その声はすぐに気分が悪くなり、私の精神を蝕んだ
私は呻きながら、再び眠りについた