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大広間にてハリー、ロン、ハーマイオニー、Aが笑顔の再開を果たした後、控えめにAのローブを引いたのは、ロンの妹ジニーだった。
少し後ろで、フレッドとジョージが見守っていた。
周りの生徒は、ジニーをチラチラと見てはこそこそと話をしている。
彼女が一連の事件を起こしてたということは、簡単に想像がついた。
Aは、人気の少ないところの方が話しやすいかとも思ったが、2人きりでも怖いかと思い、そのまま話すことにした。
それに、フレッドとジョージが見えるところの方が安心だろう。
「怪我がなくて、本当に良かった」
Aはジニーの両手を取り、自身の両手で包み込む。緊張したジニーの手は冷たくて、Aは温めるようにして握った。
「あの…Aに呪文を放ったのは、私なの…私…本当に、ごめんなさい」
すると、ジニーはゆっくりと話し出す。
彼女の話の内容は、杖を向けたことの謝罪だった。
───Aが談話室で倒れていたとき、彼女に呪文を放ったのはジニーだった。
慌てた様子で男子寮から出てきたジニーに、Aは声をかけた。
ジニーの顔は真っ青だったし、ストレートヘアはボサボサで、元気のない彼女の様子にAは心配になったのだ。
どうして男子寮から出て来たのかを問いただすこともなく、Aは優しく声をかけた。
しかし、ジニーはそれに驚き、Aに杖を向ける。後ろに隠された左手には、リドルの日記が握られていた。
ジニーが杖を向けたのは条件反射だった。
ジニーはAを傷つけるつもりなどなかったし、いっそのこと全てを打ち明けてしまいたかった。
何度か話したことのあったAは、1歳しか変わらないのに、頼れるお姉さんという感じがして、この人になら話しても大丈夫だと思ったのだ。
しかし、思いとは裏腹に、体は勝手に動いた。
1年生であるジニーの知っている呪文は少なかったが、何と唱えればどうなるか、勝手に頭に流れ込んできて、気づけばAは倒れていた。
彼女が目覚めたという話が兄であるロンのもとに飛び込んできたとき、ジニーは早く謝りたかった。
私がやったの、私なんだか最近おかしいの、と。
しかし、Aはその後すぐに石にされてしまった…。
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あんず(プロフ) - 髪の毛つくほど近づいたんかと思ったら発狂もんでした。素晴らしい作品をありがとう神よ。髪飾り、ヘアオイルとかマルフォイがプレゼントしてくれたらうれしいですね…(白目) (2021年4月19日 22時) (
レス) id: 6e2fd367e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらび - 本当にハリーポッターの世界にいるような気分になれて、読んでいてドキドキが止まらないです…！！私はいつまでも待っているので、作者様のペースでお話を進めてください！楽しみにしています♪ (2021年4月4日 23時) (レス) id: 1ed07fed42 (このIDを非表示/違反報告)
Kitty(プロフ) - 設定や主人公の価値観が好きです。面白いです！続きも楽しみです！ (2021年3月25日 20時) (レス) id: 9cd6021468 (このIDを非表示/違反報告)
ycamelliayhighf(プロフ) - すごく面白かったです！！続きを楽しみにしています！！ (2021年1月16日 18時) (レス) id: f576afea94 (このIDを非表示/違反報告)
ひなげし(プロフ) - 久しぶりに夢小説が読みたくなり占ツクに戻ってきて最初に読んだ作品でした。とても心理描写が繊細で読んでいてとても胸がときめきました。更新頑張ってください、応援しています。長文でのコメント失礼いたしました。 (2020年12月17日 23時) (レス) id: 99c881a30b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2020年11月21日 18時
