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家でよく料理の手伝いをしていたAにとって、製薬は得意分野であった。
材料を切るのは料理で野菜を切るのと同じだし、きっちり容量や順番を守るのはお菓子作りと変わらないのだ。
Aはスネイプの指示通りに縮み薬を完成させてみせた。鍋の中の液体は、綺麗な緑色である。
彼女の水薬を見たスネイプは、満足そうに頷いて立ち去っていった。
セオドールは、「グリフィンドールなのに気に入られてるよね」とAに耳打ちしたが、Aは「私が優秀だからでしょ」と冗談めかして笑った。
*
新しい闇の魔術に対する防衛術の教師、リーマス・ルーピンは、あっと言う間に人気の先生になった。
「実地練習ですって、楽しみだわ」
Aはにこにこと話す。どれだけ呪文を知っていても使えなければ意味がないのだから、Aは"実際にやってみる"を一番大切にしていた。
「リディクラス！」
最初の授業で扱ったのは、まね妖怪ボガートだ。ボガートは、私たちが一番怖いと思ったものを判断し、それに姿を変える。
ボガートの前に生徒が立ちはだかり杖を振ると、それはコロコロと姿を変えていった。
スネイプはネビルの祖母の奇抜な服装へと変わった(クラス全員が大爆笑し、Aも堪えきれずに笑ってしまった)。
血塗れのミイラはほどけた包帯に絡まり、転倒した。嘆きの悲鳴をあげていたバンシーの声が出なくなり、喉を押さえる。
「A！」
喉を押さえるバンシーを見て笑いながら、シェーマスは後ろにいたAを前に押しやった。
Aはにこにこの笑顔で前に進み出ると、一体何に変わるのかしら？とボガートの姿が変わるのを待った。
ぐるぐると姿を変え続けたボガートはぴたっと止まり、Aが一番怖いと感じているものを定める。
バンシーの黒い長髪は深紅に、緑色がかった骸骨のような顔は白く整った顔へ。
「…ぁ、」
Aは小さく声を漏らし、目を見開いた。
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雪だるま - おかえりなさい！ずっと待ってました！ (9月28日 1時) (
レス) @page49 id: 34bbee5856 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんた - とってもおもしろくて大好きです！いつか更新されることを待っています…！ (7月11日 18時) (レス) @page46 id: 0356e4ada2 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 続きが楽しみです！気長に更新待ってます！ (6月20日 8時) (レス) @page44 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま(プロフ) - この作品大好きです〜！！とても読みやすいですし、話の流れがわかりやすいです！！更新楽しみに待ってます！ (2023年3月25日 8時) (レス) @page41 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - はわ…素敵な作品をありがとうございます😭💗 これからの更新楽しみにしています！！！ (2023年2月23日 22時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2021年4月20日 22時
