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「(…違う)」
そこまで考えたところで、ドラコは羽ペンを机に置いた。
違う、僕が伝えたいのはそんな文句じゃなくて。
文句を書き綴ったところで、彼女は喜ぶだろうか？まさか。
優しいAのことだ。どんなドラコの我が儘にも、「ごめんなさい」と、眉を下げて謝るに違いない。
ドラコが見たいのはそんな困った顔じゃないはずだ。
彼が伝えるべきことは、もっとこう、久々に話せて嬉しかっただとか、笑顔が素敵だとか、友達になれて良かったとか、そういうことのはずだ。
柄じゃない。そう思われるかもしれない。
でも、Aいつも笑顔で「ありがとう」って言ってくれる。他寮生のドラコにも。
「…よし」
手紙を書き終わると、インクを乾かし封筒にしまう。
まだ送ってすらいないのに、ドラコは返事を楽しみにしていた。
「ドラコ、買い物に行きましょう」
コンコン、というノックの後に、ナルシッサの声が聞こえる。
そういえば、クリスマスパーティー用のタキシードを買いに行くと母上がおっしゃっていたな、とドラコは思い出した。
「只今」
そう返事をすると、彼はローブを羽織り、マフラーを巻いてリビングへと向かった。
…ああ、そうだ。彼女へのクリスマスプレゼントも見つかるだろうか。
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エマ - ただただ大好きです！ドラコ推しだからほんとに好きなんですけど、変にくっつけようとせずにいい距離感からじわじわ来る感じが大好きです。 (2022年3月22日 17時) (
レス) @page46 id: 6cc22acf6a (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - フルカワさん» こんにちは、コメントありがとうございます。夢主の目は黒になります。緑は変更し忘れです、申し訳ございません。これからも本作をお楽しみいただけますと幸いです。 (2021年6月12日 16時) (レス) id: 0f597031c7 (このIDを非表示/違反報告)
フルカワ - めちゃくちゃ好きです！！！質問なんですけど、夢主ちゃんの瞳の色って黒なんですか？緑なんですか？緑とも書いてある場面があったので！！！！ (2021年6月12日 14時) (レス) id: 08ebd560d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2020年5月22日 20時
