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「さっ、最下位除籍って…！入学初日ですよ！？いや初日じゃなくても……理不尽すぎる！！」
沢山の困惑の声が周りから上がる。その中でも除籍の真意を問う声が大きかったのは…茶髪の女の子。
あの子は…出席番号五番、麗日お茶子ちゃんか。個性は確か「ゼログラビティ」だな。
ま、麗日の気持ちは分からなくはない。頑張って入試試験超えたってのに…ここで除籍処分とか不満も積もるだろう。
『だが、これくらいは超えてもらわねーと。大変かもしれないが…ここでへばってちゃヒーローにはなれないぞ、麗日』
「！ア、アドラ先生……」
『A先生な』
未だ困惑したままの生徒達に、俺は肩を竦めた。
実際この除籍、俺自身反対ではないのだ。ヒーローになってからは理不尽だなんだとほざいてもどうにもならない脅威が待ってる。
(ここでへばる様ならプロヒーローになりゃ即殉職。それくらいなら除籍した方が良いだろーな)
「あぁ、Aの言う通りヒーローになってからは除籍なんて比じゃない程の理不尽が待ってる。逆に除籍だけで済むんだから有難いと思え」
消太さんが生徒達に除籍の真意を紡ぐ。
ヒーローにならなければ知ることの無かった理不尽、不条理。それを彼等は今から知ろうとしてる。
だからこそ彼の横顔は…一見気だるそうに見えるが、とても真剣だった。
「例えば自然災害。大事故。そして身勝手なヴィラン達。いつどこから来るか分からない厄災。日本は理不尽に塗れている」
「っ、」
生徒が、息を飲む。
「そういうピンチを覆していくのがヒーロー…放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける」
「更に向こうへ、Plus Ultraさ」
「_____全力で乗り越えてこい」
いいね、超カッケーよ消太さん。
『いいですねー、青春。もっかい俺も学生からやり直したい』
「爺臭ぇな」
『爺…！？まだまだ現役ですよ！！』
歳のこと言われるとこの頃一番傷つくんだからね！？デリケートなお年頃だから！辞めて消太さん！
「あともう知っているだろうが副担任のAはNo.5だ。上の世界について聞きたいことあったら聞いてやれ」
『ちょ、それならオールマイトの方が…』
「お前オールマイトより暇だろ」
『お願いオブラートで包んで』
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mikitty(プロフ) - またの更新楽しみに待ってます！ (5月8日 20時) (
レス) @page48 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
線の海を跨ぐ船 - ツヅキ、、、マッテマス。 (5月5日 12時) (レス) @page28 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
線の海を跨ぐ船 - チガウヨ、ワタシハツヅキヲダスッテイッテイタヤスミノタビニココニオトズレテイルオタクダヨ (5月5日 12時) (レス) @page28 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
kokohajijian(プロフ) - いつも楽しませていただいてますっ！続き待ってます(´ᴖωᴖ｀) (5月5日 7時) (レス) @page49 id: 79204e51ea (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 線の海を跨ぐ船さん» ？作者さんですか？ (5月5日 1時) (レス) id: 8c8b46ff0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年11月28日 21時
