砂の柱になるなんて聞いてない 参【鬼滅の刃】

想い溢れて ページ27

『あのね…』私は怒っています

『太刀筋だけで鬼は倒せるとでも思ってたの？？打ち込みだけで鬼を倒せるとでも思ってんの？』

『人間なら倒せる。だけどね鬼は違う。お前らみたいな分際はすぐに喰い殺されて散る。』

モブ「し、しかし」

『黙れ！！私手使ってないのにどうして倒せないの？一生懸命辛い思いしながら稽古、鍛錬を頑張ってこれなの？絶対無駄な時間を割いてるでしょ？』

モブ「でも…剣を使わないと…」

『剣と武術を合わせて倒せることできるでしょ。いい加減その頭で考えろや。なんでも完成度の低い呼吸で強い鬼は倒せるとでも思ってんの？甘ったれんな。』

村田「い、いくらなんでも言い過ぎじゃ…」

『お前の水の呼吸見たけどうっっすいし使い物にならないじゃん。育手誰？これは違う問題だわ。あまね様に報告する。あとな、うちがこれだけ厳しく言ってるのは十二鬼月と出遭う方が過酷で鬼畜だからなの。』

『てか聞きたいけどなんであんた達は鬼殺隊に？』

モブ「家族が…」モブ「町が…」モブ「愛するものが…」

『じゃあ死ぬ気でやれよ！！！天国から見てる愛する人達がこんな弱っちいから！守れなくて悔しいから！ここに来て！強くなって！！鬼を滅殺して！！………ごめんなさい感情移入しすぎたわ…』

家族が殺された想いが今になって溢れてくる……嫌だこんな自分………

『情緒不安定でごめんね。もっと強くなりたいと思うならここで修行続けなさい。嫌なら鬼殺隊を辞めること。いいね？』

モブ「「「「「がんばります！」」」」」

『はい、解散。』

村田「だ、大丈夫ですか？」『一応なんとか…あんたは、鬼について無知すぎ。向こうにある本棚から鬼について学んできなさい。』村田「わかりました！」

はあ……柱って大変だ…精神が削られてく………

『おえっ』最近嘔吐が激しいのよね…

後で蝶屋敷行くか。

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