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第299話 NOside ページ49

今、彼はなんと言ったのだろうか
聞き捨てならない言葉が出てきた事は
分かっていたが
上手く熱のせいで頭が回らない
だけど声のトーンと表情からして
彼の言ってることが本気だと言うことは伺える

鬼翔「…潰す気だった…
俺を止めたのは姉貴だった」









ー幕府の人間が憎いか
孤独が苦しいか
寂しいか、辛いか…
その怒りをぶつける相手は
幕府の野郎共かもしれねぇ…
手ェくんだ天人共かもしれねぇ…!

…だが復讐なんぞする暇があるなら
強くなれ!!
強くなって見返してやれ!!
そして…ー









鬼翔「…“そして…その強くなった力で
いつか現れる運命の人を護れ”

姉貴は…俺にそう言った」

“運命の人”という言葉に
考えることも忘れキョトンとしていた
ただひとつ分かったことは
彼にとって姉である愛美の存在は大きく
彼女の言葉が彼を変えたのだと

ただ、鬼翔は先程
清美のお陰でもある、と言った
それはどう言う意味なのか
まだ、清美は分かっていなかった

鬼翔「あの時の俺は目の前のことが精一杯で
その意味を詳しく理解しようとしなかった
俺自身が自分の異名を忌み嫌った時も
大きな闇に落ちかけた時も
自分の意思を殺そうとした時も…

…けど今ならわかる姉貴の言った言葉が…」

清美「…鬼翔…」

鬼翔「今此処に俺が居るのは…
清美に会うためだったんだなって…

…俺な、清美と会って変わった
…そう、姉貴から言われて気づいた
お前が…清美がどうしようもねぇくらいに
好きなんだな、って…」

清美「…え…//」

鬼翔「言ったろ?
清美のお陰でもあるって
ここまで誰かに尽くそうと思えんのは
清美が初めてなんだ」

清美「な、なんか恥ずかしいな…//」

清美は恥ずかしそうに頬を掻く

清美「愛美さんのこと、大事なんだね」

鬼翔「あぁ、今じゃ
清美の次だがな」

それはつまり
鬼翔は清美のことを常に考え
1番愛しているという意味で
サラッと言った鬼翔に対し
清美はただただ照れ臭そうに頬を染めた

清美「もう…また鬼翔はそうやって…//」

鬼翔「事実だ」

気がつけば2人は見つめあっていて…
ことに気づいた2人は笑いあった

清美「ね、鬼翔
もう少し…そばに居てくれる…?」

そういった時には既に周りは暗くなっていた

鬼翔「当たり前だろ
もう少しと言わずにずっとそばに居てやるよ」

…そのまま鬼翔は清美にキスをした

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設定タグ:銀魂 , 万事屋 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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智琉深 - 続き楽しみにしてるね! (2020年2月14日 2時) (レス) id: 236b4e0967 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍央 | 作成日時:2020年2月14日 2時

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