第264話 NOside ページ14
「…その話
詳しく教えてください」
“聞こえはいい言葉だが
一つの事しか見ねぇやつってのは
気付かぬうちに
闇に足をとられていることがあんのさ”
服部がその言葉を言ったあとだった
銀時と服部のいるブスっ娘クラブに
清美と鬼翔が来たのだ
なんでも日輪のところに寄ったら
銀時が傷だらけで帰ってきて今は目が覚め
ブスっ娘クラブという所に恩人がいるってんで
足を運んで以来まだ帰ってきてないと言うのだ
その話からするに
まだ銀時はそこにいるという推測が正しいのだろう
そして服部のその話が聞こえてきて
詳しく知る必要があると思った清美は
そう口を開いた
銀時「お前ら…」
鬼翔「…銀時
元気そうだな」
清美「良かった…
心配しました銀さん…」
銀時「心配かけちまったか…
つか、これ見て元気そうに見える？ねぇ鬼翔くん」
鬼翔「こいつの頭蹴っ飛ばしたやつが何言ってんだ」
銀時「え？蹴っ飛ばした？
何を言ってるのか理解できないな」
鬼翔「よし、清美
アレお見舞してやれ」
清美「アレ？」
分からないと言うように
キョトンと首を傾げる
銀時「やめて！？
謝る！！謝るから！！
認めます！！蹴りました、はい！！
蹴り飛ばしました！！！」
納得したように清美は
手をぽんと叩くと
満面の笑顔で言った
清美「良かったですね銀さん
危うく息子が使い物になるところでしたよ♪」
銀時「というかなんで知ってんの
盛大に蹴っ飛ばしたこと」
鬼翔「お前ならやりかねねーなァ
って思ってな
あそこの壁にあるヒビ
お前の仕業だろ」
そう言って
鬼翔は先程服部が蹴り飛ばされ
突撃した壁を指さした
銀時「お、俺は悪くねーぞ！？
こいつがな！？呑気に遊んでっからよ！？」
そんな言い訳じみた言葉に
清美は真顔で銀時を見つめた
鬼翔「…で？
話ってなぁどうなったんだ」
彼らが座っているボックス席の
空いてる席に清美と鬼翔が腰をかけた
服部「この流れで話すのか？」
鬼翔「当たり前だろ
その為にここまで来たんだからよ」
はぁ、と深いため息を吐き
服部は重いその口を開いた
服部「20年前の天人襲来
国交とは名ばかりの
支配欲剥き出しの天人の強硬姿勢
知っての通り
幕府と将軍はビビり倒し簡単に折れた
だが技巧派集団
御庭番はそうはいかねぇ｣
鬼翔「確か
派閥争い、だっけか」
服部「あぁ
今こそ鍛え抜いた己の技を
見せんと戦いを主張する主戦派
穏健派に分かれぉ前の言う派閥争いが起こった」
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智琉深 - 続き楽しみにしてるね！ (2020年2月14日 2時) (
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作者名：龍央 | 作成日時：2020年2月14日 2時
