第244話 NOside ページ44
紅蜘蛛党が集う
縄張りの場所へ来ていた
攘夷と称して
押し込み･恐喝･殺人･なんでもやる
盗賊みたいな連中
だと銀時は説明する
“あの男の首に…
蜘蛛の入れ墨があるのを”
そう言い放った月詠に
銀時は提案をした
“自信はねぇが仕方ねぇ
引っかかってみるか蜘蛛の巣に”
そして今に至るのだが
月詠「…奴ら
皆、蜘蛛の入れ墨を…！？」
銀時「まぁ、吉原の巨悪にしちゃ
ちょっと役者不足の感もあるが
何か繋がりがあるかもしれねぇ」
楓乃音「あー…だから
“自信はねぇが”ってことなんだな」
銀時「お前はもう帰りな
女連れじゃここは目立つ
それに女は足の多い生き物は嫌いだろ」
楓乃音「…足の多い生き物って…汗」
月詠「たわけが
百華の頭がこんな所で帰れるか
それに女など
とうに捨てたと言っている」
楓乃音「まぁ、俺も蜘蛛とか
別に平気に潰しまくるし｣
銀時「そういう奴に限って
満員電車で肘で胸に当たっただけで、
訴えるとか言い出すんだよ帰ればか」
楓乃音「安心しろそうなりゃ返り討ちだ」
銀時「お前は少しでも自覚持て！！」
月詠「だったら
触ってみるがいい
わっちは平気じゃ」
そう言って月詠は
銀時の方へと向き直る
銀時「あ？」
月詠「わっちもナメられたままじゃ
おさまりがつかん、触れ」
銀時「触るワケねーだろ
余計なトラブルゴメンなんだよこっちは」
月詠「ぬしと
なりはせんたわけ
さっさと触れ」
銀時「いい加減にしなさいよ
女の子がそういう事言うもんじゃありません
そういうものは大事な時の為にとってあ…」
楓乃音「話し込んでる所悪いが、銀」
銀時「ん？」
その時銀時の左手付近に
モゾモゾと動く物体を見ては…
悲鳴というのか奇声というのかあげて驚く
銀時「蜘蛛だァァァァァ！！」
そう、彼の左腕に居たのは1匹の蜘蛛で…。
楓乃音「蜘蛛いるぞ
…って言おうと思ったんだが…
遅かったか」
銀時「遅い！！！」
そして彼は勢い余ってムニュと
月詠の胸に顔がダイブしてしまった
銀時「あれ…これは…」
感触を確かめるべく
モミモミと触る月詠の胸
その事に月詠は赤面し
目を回す
月詠「何さらしとんのじゃァァァァ！！」
勢いつけて月詠は
“ジャーマンスープレックス”
を銀時にお見舞した
楓乃音「あーあ
殺られたな銀」
銀時「お前…言ってることと
やってる事違くね？｣
月詠「だまりんす
ぬしに言われたくない」
銀時「つかお前漢字違うから」
楓乃音「お前が悪い」
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智琉深 - 続き楽しみにしてるね！ (2020年2月2日 22時) (
レス) id: 236b4e0967 (このIDを非表示/違反報告)
智琉深(プロフ) - 龍央の書く小説大好き！ (2020年1月18日 1時) (レス) id: f127ee41ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍央 | 作成日時：2020年1月17日 3時
