第243話 NOside ページ43
「元気な姿見れただけでも
良かったアル」
神楽ののその言葉に
晴太は“そんなァ…”と
なんとも情けない声を上げていた
その話の流れで察しが着いたのか
銀時はひとつため息をこぼした
銀時「オイオイ…勘弁してくれよ
俺今日完全にオフモードで来てるんだけど」
楓乃音「オフモードってなんだ
常に仕事なくて暇でイチゴ牛乳を飲んでは
ジャンプ読みながら寝てる奴が何言ってんだ
どの口が、んな事言ってんだ銀」
日輪「まぁまぁ
お願い吉原の救世主様」
汗を垂らしながら苦笑いで
手を合わせて銀時の方へ顔を向けた
そして最近の吉原について
裏で動いてるヤツらが居ることをつきとめた月詠
話によると
鳳仙が居なくなって確かに自由になった
だが今まで鳳仙の力を恐れ
吉原に近づいてこなかった蝿が
吉原に集まりつつある
抑止力だけで言えば鳳仙より大きなものは無い
正直鳳仙がいた時の方が治安自体は良かった
攘夷志士による蛮行
強盗･押し込み･麻薬売買
起こる事件はキリがなく
百華も首が回らなくなってきている
とりわけ吉原で今1番問題視されているのは
麻薬売買だった
身も心も擦り切れた遊女達が
一時の快楽を求め非合法薬 物に手を出す
吉原は麻薬が出回りやすい環境だ瞬く間に広がる
今はどこを見ても麻薬中毒患者が街を徘徊している
この吉原の麻薬の取引の一切を
執り仕切っているのが吉原の上客と言われている
“羽柴藤之介”
いや、名前などは意味が無い
奴はいくつもの名前を持っているというのだ
月詠「名前だけじゃない
肩書きも顔も無数に持っている
だが恐らくどれも
実態ではあるまい
証拠も何も掴ませず
のうのうと吉原で
女を書い酒を飲む
そうして吉原が崩壊していく様を
笑ってみているのだろう
あの男は」
そんな話を一通り聞いていた銀時
その他に鬼翔、清美、楓乃音
新八、神楽は羽柴藤之介
という人物について
情報収集へといっていた
銀時「そんな野郎
どうやってとっ捕まればいいってんだ」
ご最もだ
顔も名前も無数に持っている男を
どうやって探し出せと言うのだろうか
銀時「吉原の救世主ってもな
こっちは騙し騙しなんだよ
知ってんだろお前も
悪徳商法だよほとんど俺は」
楓乃音「堂々と自慢することじゃねぇよ銀」
月詠「それでも地上の世情に通じている
ぬしの力がいるんじゃ」
心配いらん
掴むものは掴んでおる
月詠はキセルを手に言った
銀時「何を？」
月詠「蜘蛛を見た
奴を張ってる折
しかとこの目で見た
あの男の首に…」
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智琉深 - 続き楽しみにしてるね！ (2020年2月2日 22時) (
レス) id: 236b4e0967 (このIDを非表示/違反報告)
智琉深(プロフ) - 龍央の書く小説大好き！ (2020年1月18日 1時) (レス) id: f127ee41ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍央 | 作成日時：2020年1月17日 3時
