Silver Soul 【銀魂】ー俺達の生き様ー【Ⅴ】 (ページ23)

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第223話　NOside ページ23

そんな、茶番劇をしていると
愛美の持つ携帯が鳴った

携帯の画面には…

愛美「…ザキ…」

銀時「仕事か？」

愛美「悪い、ちと席外す」

そう言って玄関の方へ場所を移動し
電話に出ると

愛美「…山崎か
連絡よこすの早くないか？」

山崎『姉御
奴らのグループについてなんですが
“CROWN(クラウン)”って言うグループ名で
色んな武器扱ってます』

愛美「…

(やっぱりそんじゃそこらで
手に入れたもんじゃなさそうだな…)

ザキ、気をつけろよ
動きがあったら頼んだ」

電話の切れた画面を見て
ひとつ大きなため息をこぼす

「なんか収穫出来たか？」

数歩下がったところの壁に
寄りかかるようにして立っていた鬼翔の姿があった

愛美「CROWN…って言う
グループの名前にしてるらしい

(なんだろう…順調すぎて逆に怖ぇな…)」

鬼翔「CROWN？
CROWNってあれか？道化師とか
悪ふざけするヤツらって意味のか？」

愛美「あぁ
武器扱うグループにはお似合いの名前だな

(…隊長に傷負わせおいて
生きて帰れると思うなよ
全員一人残らずあの世に送ってやらぁ…)」

携帯を見ていると
ある名前で目が止まる

『沖田総悟』

愛美「…隊長…」

鬼翔「…。」

悔しそうに携帯を握りしめていると
後ろから気だるそうな声が耳に届いた

「まだ終わらねぇのかぁ？」

ハッとして愛美は
携帯をポケットにしまった

愛美「悪い、長かったな」

声の主は見なくても
そのやる気のなさそうな
気だるそうな声で理解出来た
坂田銀時だと

銀時「で、もう行くのか？」

愛美「いや、大きな動きがあったわけじゃないから
まだここに居るよ
ただ、近いうちに動き出すんだろ」

銀時「…ふーん」

愛美「興味なさげな返事だ事」

呆れた目線を銀時に送る

銀時「え、何その目線」

愛美「いいや？
いつまでたっても変わんねぇなぁって思ってよ」

銀時「お前が？」

愛美「銀時が！！
この流れでなんで俺の話になるの！？」

銀時「え？何照れてるの？ツンデレ？」

スッ…と一瞬にして真顔になる愛美

愛美「よし、鬼翔
こいつ抑えろシバく」

鬼翔「任せろ」

銀時「待って！！真顔怖いから！！
悪かった！！銀さんが悪かったから！！
その拳を下ろしてください！！
鬼翔お前もちゃっかり“任せろ”じゃないからな！？」

「「お前が悪い」」

銀時「お、俺は悪くねぇぞ！？」

愛美「おーまわーりさーん、こいつです」

鬼翔「よし来た、シバく」

銀時「やめてぇぇぇぇぇ！！！」