Silver Soul 【銀魂】ー俺達の生き様ー【Ⅲ】 (ページ11)

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第111話　？？？side ページ11

ところ代わり場所は鳳仙の所に移る

「これはこれは珍しいご客人で
春雨が第7師団団長、神威殿」

そう、先程のサーモンピンクの髪をした彼は
星海坊主の息子そして神楽の兄貴なのだ
そして目の前にいるのが夜兎の王、鳳仙だ

樽一杯にある用意されたご飯を
樽ごと持ち上げガッ、ガッと
自分の口へかき込んで行く
隣で酒を持ってる女性は
口をポカーンとさせながら見ている

神威「んー、やっぱり地球のご飯はおいしいネ
鳳仙の旦那」

口いっぱいに頬張る神威はニコニコとした顔で
鳳仙に顔を向ける

鳳仙「春雨の雷槍と恐れられる
最強の部隊第7師団

若くしてその長にまで登りつめた貴殿が
こんな下賤な所になんの御用ですかな」

神威「人が悪いですよ旦那
第7師団作ったのは旦那でしょ
面倒臭いこと全部俺に押し付けて
自分だけこんな所で悠々自適に隠居生活なんて
ズルいですよ」

鳳仙「人は老いれば
身も魂(こころ)も乾く
その身を潤すは酒
魂(こころ)を潤すは女よ

フッ…若いぬしには分からぬか」

神威「いえ分かりますよ｣

鳳仙「ほぉ、暫く会わぬうちに
飯以外の味をも覚えたか、ククッ」

神威「じゃぁ…」

神威の言った言葉に
鳳仙はピタッと言葉行動が止まった

神威「日輪と1発
ヤラせて下さい」

先程から笑顔は崩れぬまま
神威はそう言い放った

神威「手土産も
この通り用意してあるんです」

そう言って親指を自分の後ろの襖に向けると
スーッと開く
するとそこに立っていたのは
縄でぐるぐる巻きにされた晴太だった
その両脇には同じくぐるぐる巻きにされた
清美、鬼翔、愛美の3人がいた

神威「きっと喜んで
サービスしてくれるんでしょ？

嫌ですか
日輪を誰かに怪我されるのは
嫌ですか
この子に日輪を連れ去られるのは
嫌ですか
日輪と離れるのは

女は地獄、男は天国の吉原？
いや違う
吉原(ここ)は旦那
…あなたがあなたの為だけに作った
桃源郷(てんごく)｣

鳳仙「黙れと言っている

…他の3人は何だ」

神威「ちょっと邪魔されたら厄介だからね」

愛美「誰がいつ邪魔するって言ったよ」

神威「さっき」

鬼翔「おめぇが仕掛けてきたんだろうが」

神威「ねぇ、春雨に入る気ない？」

愛美「話の流れが可笑しいからな？」

清美「春雨…お鍋
美味しそう…！」

鬼翔「清美、なんか違うぞ」

清美「え？違うの？」

鬼翔「真選組っていうグループがあるように
宇宙海賊春雨っていうグループがあるんだ
それがコイツらだ」

清美「なるほど」