第50話 真選組side ページ50
隊長やら、数人の隊士が見回りに行ってる中
一人の女性が真選組の門を叩いた
「お願いします…!
ここで働かせてください…!!」
まるでどこぞのジ〇リのようなセリフを
言っている彼女
今局長、近藤さんの前で土下座をして
頼み込んでいるのは万事屋に居た清美だった
近藤「気持ちは嬉しいが…
君をかなりハードな女中として働かせる訳には…」
清美は気配だけを察知して生活している
それだけでも危険なのにも関わらず女中として
働かせてくれと言いに来たのだ
万事屋を出て静かに鬼翔を追いかけている最中
途中で山崎と会った清美は
ある意味殺し文句で頼み込んだ
予想通り1発KOだった( ˙-˙ )
そして局長室へ案内された清美
それからずっとこの様子なのだ
そんな時だった
外からは4人の足音がした
…その足音の主は…
「近藤入るぜ」
「お前なぁ、せめてさん付けしろよ」
「まぁ、それが俺の弟だからしょうがない」
「土方のクソ野郎の事は呼び捨てでいいでっせ
俺が許可しまさぁ」
鬼翔、土方、愛美、沖田の4人だった
愛美「隊長、それは
副長が言う言葉ですよ」
土方「つか、クソ野郎ってなんだ!!」
鬼翔「まんまだろ」
沖田「プッ
言われてやんの」
ギャーギャーと騒ぐ中
聞こえてきた鬼翔の声に
清美は肩をビクッと動かす
そして彼ら4人は局長室へと足を踏み入れる
そこで目にしたのは土下座をしている清美の姿だった
それを見た鬼翔は微かな殺気とともに
ドスの効いた声のトーンで近藤に問いかけた
鬼翔「おい清美に何させてんだ」
そう問いかけると次の瞬間
清美は立ち上がり鬼翔の方へ駆け寄り
清美「私が勝手にしたんです
だから、その…」
鬼翔が着る真選組の制服の裾を
ぎゅっと掴み清美は鬼翔を見上げる形になる
つまりは自然と上目遣いになってしまうのだ
清美「…近藤さんを責めないで…?」
その行動に鬼翔は少し顔を赤くさせながら
清美の頭をポンポンと優しく撫でた
鬼翔「わかった
…わかったから、その、よ…」
“俺以外にそんな顔見せんな”
そんな言葉が喉元まで出てきたが
必死に飲み込んだ
愛美「…」
黙り込んだ鬼翔を不思議に思ったのか
再び清美は問いかけた
清美「どうしたんですか…?」
鬼翔「…何でもねぇよ」
誤魔化すようにわしゃわしゃと
少し乱暴に清美の頭を撫でた
清美「ぁわわっ//」
そんな2人のやり取りが落ち着いた頃
土方は近藤に問いかけた
土方「で、なんだってこういう状況に
なってるんですか近藤さん」
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智琉深 - もう最高すぎる(* ̄ii ̄) (2019年11月29日 2時) (レス) id: 6233e02a1e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月27日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍央 | 作成日時:2018年12月22日 13時