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第5話 万事屋side ページ5

突然いなくなったと言われ
驚きが隠せなかった

新八「え、で、でも何処か
行きそうなところに心当たりは…」

楓乃音「…姉貴が1人でどっかいくなんてこたぁ
無理に等しいんだ」

神楽「…どう言う事ネ」

楓乃音「…俺の姉貴は
…目が見えてねぇんだ…」

開いた口が塞がらない
というのはまさにこの事なんだろう

“目が見えていない”
その言葉だけで3人は言葉を失った

楓乃音「…ある事件がきっかけで
姉貴は視力を失った」

新八「ある事件…?」

楓乃音「…俺と姉貴は
生まれも育ちもここかぶき町なんだ」









────

まだこの町に天人の奴らが来る前の話だ

俺と姉貴はまだ幼かった
両親はいたが仕事熱心で

俺ら姉妹のことなんて
面倒も見なかった

物心つく頃にはもう
姉貴と一緒にいることが当たり前だった

だけどある時な
事件が起こったんだ

その事件が…
【天人襲来と攘夷戦争】

俺より年上の姉貴は
必死に俺のことを守ろうと動いた

清美『楓乃音!
ここは姉の私に任せて先に逃げて!』

姉貴はいつも
自分のことより他人を優先した

逃げ惑う人達の盾になったり
傷ついた人達の手当をしてたりと

姉貴はいつも自分を犠牲にしてきた
あの時天人から俺を庇った時だって…

楓乃音『姉ちゃん!!!』

自分の上に倒れてきた姉貴を見て
目の前が真っ暗になった

手足が震えて逃げることも
動くことすら出来なくなった

ただ脳裏によぎった言葉があった

“2人で1緒に強くなろう!”

そうだ

2人で1緒に強くなるんだ
2人で1緒に生き抜くんだ

そう思ったら自然と体が軽くなった
姉貴の愛用している長刀を使って倒した

無一文で金なんて持って無くてな
仕方なく自分の家に帰って寝かせた

しばらくして姉貴が起きたんだ
…だけど当たりが悪かったんだろうな

清美『楓乃音…何処?』

両目が見えてなかったんだ

それから
俺は姉貴の目となって生活を始めた

────









楓乃音「…と、まぁ事件については
大体はこんな感じだ」

銀時「…」

新八「そして…今に至る…と」

楓乃音「まぁ色々と
省いてっとこあるけどなw」

神楽「大丈夫か?
体…震えてるアルよ?」

楓乃音「気にすんな!
昔のことを思い出しただけだ

…で、探してくれんのか?」

銀時「…あぁ、その依頼
万事屋銀ちゃんに任せなさ〜い!」

この時、銀時は何を思ったのか
楓乃音は何故真選組ではなく万事屋へ来たのか

銀時と楓乃音の歯車が
大きく動き出していった

第6話 真選組side→←第4話 真選組side



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智琉深 - もう最高すぎる(* ̄ii ̄) (2019年11月29日 2時) (レス) id: 6233e02a1e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月27日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍央 | 作成日時:2018年12月22日 13時

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