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第34話 銀時side→伊東side ページ34

あの伊東(男)高杉(てめぇら)の
息のかかったモンのようだな
真選組の実権握らせて幕府の間者とするつもりか」

万斉「背信行為を平然とやってのける者を
仲間にする程拙者たちは寛容にござらん

また信義に背く者のもとに人は集まらぬ事も
拙者たちは知っている」

楓乃音「待てよ
じゃぁあの野郎は…」

万斉「哀れな男でござる
己が器量知る時はもう遅い」

楓乃音「まさかお前…!」

楓乃音が何かを察した次の瞬間
ドォォォン!と凄まじい音を立て
銀時、楓乃音の後ろの方で爆発が起こった

万斉「全て砕け散った後だ」

銀時「なっ…!!」

楓乃音「嘘だろ…
まだ…姉貴達が…」

万斉「眠るがいい伊東
真選組もろとも」

その爆発で線路は壊れ
列車が落下し始めていた

万斉「晋助は伊東を看破していたでござる
自尊心だけ人一倍強い己の器も知らぬ
自己顕示欲の塊
それを刺激し利用するのは容易なことでござる
思惑通り真選組同士争い戦力を削ってくれたわ」

楓乃音「てめぇら…まさか
最初から真選組潰すつもりで
あの野郎を利用したってか」

銀時「伊東の反乱を手引きし
協力する体を装い
仲間割れで消耗した
真選組を壊滅するつもりだったってのか」

万斉「…
あの男らしい死に方でござろう
裏切り者は裏切りによって消える」



















「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ひとつの悲鳴で
彼らの脳は覚醒した

鬼翔「今の悲鳴はなんだ!?」

愛美「いや…俺はなんとも…
副長は…確か…」

近藤「向こうだ!」

急いで向かおうとした時
彼らの足を清美が止めた

清美「待って!
…なんだろう…この音…
…ヘリコプター?」

鬼翔「おいまさか…!」

愛美「…冗談じゃねぇ!」

再び彼らはヘリコプターの
音がする方へと向かった

すると案の定そこには…

伊東「や…やめてくれ…

(やめてくれ…
僕はこんな所で死ぬ男じゃない
…やめてくれ
僕はもっとできる男なんだ
…もっと…もっと…)」

伊東は昔からどんなに頑張っても
どんなに努力しても誰も認めてはくれなかった
勉強も剣術も…
頑張っても頑張っても
病弱な兄ばかりを愛し
誰も見てはくれない
誰も褒めてくれない
“生まれて来なければよかった”
最終的には母親から存在を否定された

1人にしないでくれ
隣にいてくれ
僕の隣でこの手を…握ってくれ

片方しかない片腕を必死に伸ばす
最後の願いそれは…

第35話 伊東side→←第33話 銀時side



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智琉深 - もう最高すぎる(* ̄ii ̄) (2019年11月29日 2時) (レス) id: 6233e02a1e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月27日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍央 | 作成日時:2018年12月22日 13時

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