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第22話 近藤side ページ22

近藤が乗った電車では…

近藤「久しぶりだな、武州に帰るのは
あそこは俺やトシや総悟の生まれ育った地でね
どいつもこいつも喧嘩ばかりしてる荒れたところだった
考えてみたらやってることは今と変わらんな

…たまに不安になる
俺ぁあの頃からちったぁ
マシなやつになれたのかなって
少しは前に進めているのかって」

伊東「君は立派な侍だ
僕は君ほど清廉な人物に会ったことがない
無垢というものかな
君は白い布のようなものだな
何者も受け入れ何色にも染まる

真選組とはきっと
その白い布に皆がそれぞれの色で
思いを描いた御旗なのだろう
比べて僕の色は黒だ

何者にも染まらないし
全てを黒く塗りつぶしてしまう
どこへ行っても黒しか残らない

近藤さん、すまないね
君たちの御旗
もう真っ黒になってしまったんだよ」

近藤さんを囲むようにして
手持ちの刀を局長である近藤へと向ける

ところが驚くどころか
逆に笑いだした

近藤「ハハハハッ!
さすが先生面白いことを言うな
俺達が真っ黒に染った?
成程、俺が白い布だとするならば
確かにそうかもな

だが俺なんざ
いいとこ縮れ毛だらけのふんどしってとこかな
白い布に皆がそれぞれの色で
思いを描いた御旗?
そんな甘っちょろいもんじゃないさ

…奴らは
先生の周りにいる連中は知らんが
奴らは違う
奴らはは色なんて呼べる代物じゃねぇ
垢だよ
洗っても洗っても
取れねぇ染み付いちまった汚れだ

学もねぇし思想もねぇ
理屈より感情で動くような連中だ
何を考えてるかわからん得体の知れない連中だ
先生、あんたの手にゃ負えない
奴等は何色にも塗りつぶせないし
何者にも染まらん」

するとそこへ
敵意むき出しの男が
2人この車両へとやってきた

伊東「沖田くん、紫龍鮫くん何をやっている?
君らは見張りのはず」

そう
この車両に来たのは
殺気剥き出しの沖田と鬼翔だった

沖田「…が…何やってんだ」

伊東「!!」

沖田「てめぇが何やってんだって
聞いてんだぁクソ野郎」

鬼翔「刀の錆にされたくなけりゃ
…その手離せ」

沖田・鬼翔「…その人から
手ぇ離せって言ってんだぁぁぁっ!!」

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智琉深 - もう最高すぎる(* ̄ii ̄) (2019年11月29日 2時) (レス) id: 6233e02a1e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月27日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍央 | 作成日時:2018年12月22日 13時

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