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第15話 土方side ページ15

あれから土方は
刀匠のところに行ってくると言い
席を外した

刀匠「相変わらず無茶をしているようだな
刀は鍛えりゃまた使えるが人間はそうはいかんぞ」

土方「人間も折れなきゃ
また叩き上げられるだろ」

刀匠「刀がこんな様になっちまう戦い方してたら
そのうちお前さんもポッキリ折れると言っておる」

土方「…いい刀だな
爺さん、俺のが直るまでコイツを使わせてくれ」

刀匠「そいつぁダメだ
妙なもんに目ェつけやがる
そいつはちょっといわくつきの刀でな」

土方「なんだよ
音楽聞けたり
コロコロになったりするっつーのか?」

刀匠「恐ろしく斬れることには違いねぇ
だが…呪われとる

並の使い手じゃ逆に刀に魂を
食われちまうじゃろうて
お前さんじゃ使いこなせまい

…少し昔話に付き合ってもらえるか」

土方「俺にはそんなことに付き合っている暇はない
妖刀だろうがなんだろうが俺には関係ない
こいつが刀であることがわかれば充分だ」









ところが数分後

土方「…アレ?
何だコレ…なっ…何やってんだ俺
か…体が勝手に…

すいまっせーん!!命だけは!!
命だけは勘弁してくださいぃぃぃ!!
草履の裏でもなんでもなめますんでぇぇ!!」

浪人達の前で
土下座している土方の姿があった

浪人「ギャハハハハハハ!!
だれだこのヘタレはぁぁ
あの土方十四郎が!!
あの鬼の副長と恐れられる男が何たるザマだぁ
ブワハハハハハハ!!」

土方「(どどどどどどどー言う事だぁぁぁ!!
体が全く言うことを聞かねぇぇ!!
まさかっ…妖刀!?
妖刀の呪いのせいで俺は…
こんなことになっちまってるって言うのか)」

浪人「なんだか知らねーがこいつはいいおもちゃだ
今まで散々世話になった分
キッチリ返してもらおうじゃねーか

えぇおい!?
草履の裏も舐めんだろ、舐めてみろやぁぁ!!」

土方「妖刀だかなんだか知らねーが…
俺がっ…ぐっ…こっ…これ位でぇぇぇぇぇ

あのこれ位でホント勘弁してください
3000円あるんであのSuicaは勘弁してください
家帰れなくなるんで」

なんとか気力で立ち上がるが
妖刀の呪いに飲まれる

するとそこへ

?「おい」

見慣れた制服に
見慣れた太刀筋、だがその顔は

?「真選組隊士が襲われていると思い駆けつけてみれば
…こんなところで何をやってる、土方くん」

土方「お…お前は…い…いと…」

紛れもない伊東鴨太郎だった

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智琉深 - もう最高すぎる(* ̄ii ̄) (2019年11月29日 2時) (レス) id: 6233e02a1e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2018年12月27日 5時) (レス) id: a386c69c5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍央 | 作成日時:2018年12月22日 13時

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