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安心する香り 【坂田銀時】 ページ40

ふわり、突然優しく抱きしめられた。その犯人は先程まで寝ていた銀時。彼は私に抱きついたかと思うと、首筋に顔を寄せて、息を吸った。


「ん、もう…銀時?」
「やっぱお前いい匂いすんなァ」


そう言いながら、今度は髪に鼻を近付ける。


「やだ、もう…銀時ったら…」


離れて、と軽く手で押すも彼には全く効いていない。俺と同じ匂いだな、なんて言って再び首筋に顔を寄せた。


「くすぐったいから…ダメ…」


ん、と身を捩れば、まるで逃がさないとでも言うように身体はがっしり固定される。


「お前の匂い、安心すんだよ。だからもう少しこのまま……」


彼が甘えてくるなんて滅多にないことだからついつい許してしまう。私の匂いなんて嗅いでも、いいことないんじゃないかと思うけど、幸せそうな彼を見ていると、もうなんでも良くなった。


「あー、幸せ……」


ぽつり、彼が零す。いつもより下にある彼の頭をそっと撫でる。


「私もだよ、銀時」
「ふっ、そりゃあ良かった」


なんて笑うもんだから、私はドキドキしてしまって。ずっとこのまま過ごすことが出来たらいいのに、と願わずにはいられなかった。

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設定タグ:銀魂 , 短編集   
作品ジャンル:その他
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苺みるく - 読んでて、めっちゃドキドキしました!これからも、応援しています! (2018年12月7日 21時) (レス) id: d9dead7c75 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ華(プロフ) - 土方美夏さん» もったいないお言葉ありがとうございます!これからもよろしくお願いします*_ _) (2018年12月3日 21時) (レス) id: 7f3516e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
土方美夏 - ありがとうございます!素晴らしかったです!これからも頑張ってください! (2018年12月3日 20時) (レス) id: db9e24e33f (このIDを非表示/違反報告)
土方美夏 - ありがとうございます! (2018年12月3日 17時) (レス) id: db9e24e33f (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ華(プロフ) - 土方美夏さん» リクエストありがとうございます!わかりました、書かせていただきますね! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 7f3516e8f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜ノ華 | 作成日時:2018年11月18日 18時

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