昔からの仲間 3 ページ32
翌日。
「だいぶ良くなったよ、ありがと」
何かお礼させてくれない?と聞けば
「お礼ねぇ…じゃあたまにでいいから、ここにも顔を出しておくれ」
と返された。
「そんなことでいいの?」
と問えば彼女は頷く。
「わかった。それじゃ、またね」
お登勢さんに手を振って、スナックお登勢をあとにした。青く澄み渡る空に向かって大きく伸びをする。と、視界の端に人の姿を捉えた。
「ん、あれって…」
だんだん姿がはっきりして、誰なのかがわかった。
「……銀時?」
私がぽつりと零せば、彼も私に気付いたようで。
「A…」
「やっぱりそうだよね。元気してた?」
「あァ。お前も元気そうでよかったわ」
ここで立ち話もアレだし、ついてこい。そう言われて、ついていけば、そこは私が探していた「万事屋銀ちゃん」だった。
「ただーま」
「おかえりアル!」
ひと目で夜兎族と分かる女の子が出てきた。
「銀ちゃんの女アルか!?」
「いや、ちげーよ。昔の仲間だ」
彼らの声が聞こえたのか、もう1人、男の子が出てきた。
「銀さん、おかえりなさい」
「おう。新八、茶入れてくれ」
それから、俺はこいつと話するから。入ってくんじゃねーぞ。彼らにそう言い残して歩みを進める彼。私は彼らに会釈して、慌てて彼の背中を追った。
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苺みるく - 読んでて、めっちゃドキドキしました!これからも、応援しています! (2018年12月7日 21時) (レス) id: d9dead7c75 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ華(プロフ) - 土方美夏さん» もったいないお言葉ありがとうございます!これからもよろしくお願いします*_ _) (2018年12月3日 21時) (レス) id: 7f3516e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
土方美夏 - ありがとうございます!素晴らしかったです!これからも頑張ってください! (2018年12月3日 20時) (レス) id: db9e24e33f (このIDを非表示/違反報告)
土方美夏 - ありがとうございます! (2018年12月3日 17時) (レス) id: db9e24e33f (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ華(プロフ) - 土方美夏さん» リクエストありがとうございます!わかりました、書かせていただきますね! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 7f3516e8f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜ノ華 | 作成日時:2018年11月18日 18時