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第5話 訓練 ページ7

あれ、私今、なんでここに居るんだっけ…………………?

戦いの直前、Aはふと思い出した。

先程まで自分がいたのは、布団の中。
今いるのは、訓練場。

おまけに人生初の「狩衣」とやらを着ている。

目の前にいる相手は、鸕宮家の中年男。決して天馬とかいう十二天将ではない。

たしか、私が目覚めた後、ここに連れてこられて「戦って勝ったら一族に入れてやる。」とか
言われたんだっけ?

……………ていうか誰も望んでないし!なんか勝手に決まってたし!

といっても、ここで啖呵を切るなんて度胸は、私は到底持ち合わせてはいないので、従う。

向こうでは、あのオッドアイ青年が見ている。
眼光の鋭さに肩を震わせながらも、なんとか愛刀に手をかけた。

私の刀。妖刀「澪紅璃」は刃先が瑠璃色で、血に濡れた状態に美しさを感じてつけられた名らしい。

さあ…………………今こそ、自分の実力を発揮してやる………!


戦闘開始の合図が鳴る。

それと同時に私は、相手への距離を瞬時に詰めた。

とれる!

そう思った。

しかし相手はいとも簡単に私を弾き飛ばす。拳ひとつで。

「…………………………………………!?……くはっ!」

地面に叩きつけられた。

頭が朦朧とする。これは、人間の力じゃない………………?



「良いのですか…………?天馬様。彼女はまだ"呪装"すら知らないのでは?ほぼ生身では……。」

天馬「…………有馬から言われた。"キツネ子の本当の力を出させろ"ってなあ。」

「しかし…………。」

そこで従者は言うのを止めた。主人が一番気にしていたのだ。彼女の安全を。

訓練はまだ続く………………

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設定タグ:双星の陰陽師 , 鸕宮天馬 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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あとり - ありがとうございます!大変遅くなりましたが更新させていただきました! (2018年2月13日 0時) (レス) id: ce2f790ea1 (このIDを非表示/違反報告)
(* ´ ▽ ` *) - 続きはまだですか?とても面白いので、更新頑張ってください! (2018年1月28日 15時) (レス) id: 18290c3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち - あとりさんこの小説大好きなので、頑張って更新してください! (2017年12月29日 9時) (レス) id: d069e4a0a4 (このIDを非表示/違反報告)
あとり - 夜実さん、すみませんでした!ご指摘ありがとうございます!気をつけます! (2017年3月30日 0時) (レス) id: 493c050031 (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 47なのに46になってますよ〜(このコメント消していいです) (2017年3月29日 23時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あとり | 作成日時:2017年2月17日 7時

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