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第2話 少女の守護者 ページ4

場所は変わり、今、A達は陰陽連本部のとある一室にいる。

実は、Aは土御門島に許可なく入ってきたのだ。
自前の式神を使って。

それを陰陽連に見つかり、後を追いかけて、陰陽師達は焔魔堂家に押し寄せてきたのだ。
Aは捕まった時こう言った。

「葛の葉を読んでくれ。見極めの儀を執り行えば、全てが分かる。」

ろくろ達の懇願の末、なんとか行ってもらえるようになり、今は丁度儀式の最中なのだ。

斑鳩小夜が葛の葉を呼ぶ。
意識は葛の葉のものになり、目の前の少女の守護者を見定めようとした。

葛の葉「あ……………………、貴方様は………………!」

葛の葉と共に出た48人の眷属がAに跪き、観衆はどよめく。
そして葛の葉自身も、目の前の少女の守護者に、跪いた。

雲林院「どういうことだぁ!?葛の葉までも頭をさげるなんて……………!」

士門「あいつの守護者は、何者なんだ……………?」

十二天将すらも驚きの色を隠せない中、土御門有馬、そして、十二天将最強の男、
鸕宮天馬は、じっと相手を見据えていた。


???「久しいな………………………。葛の葉……………。」
それは声がAであってもAではなかった。
なにか、もっと重々しく、高尚な存在……………………

葛の葉「はい……………。宇迦之御魂様…………………!」

葛の葉が守護者の名を呼んだ時、有馬だけが、はっと目を見開いた。

有馬「宇迦之御魂だって……………………!?」

ろくろ「はぁ?ウカノミタマって誰だよ!ー」

有馬「宇迦之御魂…………………葛の葉含め、全ての妖狐の祖と言われる存在……………。」

ろくろ「えっ?てことは、あの葛の葉ってやつより偉いのか?」

有馬「そうなるね……………………。」

有馬(まさか、"八百万の神"が守護者だなんて……………)

勘九郎「まじで何もんスかね………………あの子………。」

厚い結界の中に封じられた2人の語り合いはまだ続く。

しかししばらく経つと、糸が切れたように2人は倒れ、小夜は斑鳩家に、Aはそのまま本部の会議室に運ばれていった。

ろくろ達は同行を願うも一蹴され、心配そうにAを見ながら帰って行った。



次回へ続く!

第3話 十二天将会議にて→←第1話 そうだ!土御門島行こう!



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設定タグ:双星の陰陽師 , 鸕宮天馬 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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あとり - ありがとうございます!大変遅くなりましたが更新させていただきました! (2018年2月13日 0時) (レス) id: ce2f790ea1 (このIDを非表示/違反報告)
(* ´ ▽ ` *) - 続きはまだですか?とても面白いので、更新頑張ってください! (2018年1月28日 15時) (レス) id: 18290c3fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち - あとりさんこの小説大好きなので、頑張って更新してください! (2017年12月29日 9時) (レス) id: d069e4a0a4 (このIDを非表示/違反報告)
あとり - 夜実さん、すみませんでした!ご指摘ありがとうございます!気をつけます! (2017年3月30日 0時) (レス) id: 493c050031 (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 47なのに46になってますよ〜(このコメント消していいです) (2017年3月29日 23時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あとり | 作成日時:2017年2月17日 7時

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