11話 タヌキと司法の島 その3 ページ41
「待って！！約束が違うじゃない！！私があなたたちに協力する条件は、彼らを無事に逃すことだった筈よ！！それは、そこのタヌキさんも同じだったわ！！そもそも、タヌキさんを捕まえることが、あなたたちに何の意味を…！！」
…！…捕まえる意味…って言うのは、なんとなく察せる。この能力を政府が欲しているから…もしくは危険視しているから…としか思えない。
どっちに転んでも、待つ未来は決して明るくないが。
まずはスパンダムが原作通りの言い分でロビンさんの言葉を否定する。
「なんですって…！まさか、そんなこじつけで、協定を破る気じゃ…！！」
「そして、特別に教えてやろう。その下等生物にゃ十二分の価値があるのさ！！」
「…ケスケスの、能力…」
「あぁそう！！海軍はその能力を買って、その下等生物を能力者を無差別に狩る生物兵器に仕立て上げるんだとよ！！」
「「「…！！」」」
マジか…まさか兵器にされるまで来るか…。
「ニコ・ロビンと一緒にコイツも連れて行けば、俺の名誉は頑固としたものになる！！」
「その下等生物も、ニコ・ロビンには及ばんが、これから何年も、死んだ方がマシと思える日々を送ることになるが……その末人間サマの役に立てるんだ、畜生のお前にとって本望な事だろう！？」
コイツ…ッ…！！
「ヴー…ウァンッ！！アンアンッ！！」
「俺に吠えかかんじゃ……ねェッ！！」
「アウッ…！！」
それが……お前の答えか…。
やっぱり、私の覚悟は間違ってなかった。
この先何年も苦しみ続けるくらいなら、今ここでロビンさんを守って死ぬ方が私は本望だ。
「………」
「…どうしようもねぇクソだな。コイツら、仁義のカケラも持っちゃいねぇ…」
その言葉を皮切りに、またフランキーさんとロビンさんがスパンダムに蹴られる。
そもそも罪人との約束なんざ守る必要ない、というのが、言い分。
…本当に、どこまで政府ってのは狂ってんだ…。
「ヴーーー……！！」
「お前らみんな、仲良く死ねばいい！巨大な政府の前には、全てが無力なんだ」
「ヴーーーーー……！！」
「だーかーらー…」
「下等生物如きが、人間サマに吠えんじゃねェ！！」
「クゥッ…！」
…ヤバイ…そろそろ身体…痛い…。
…なんか話してるな…。ヤバい、耳遠くなってる…。多分、さっき檻蹴られた時、思いっきり檻に耳ぶつけちゃったからかな…。
…あ、マジでヤバいかも。意識…もう…保てな……。
………
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しい(プロフ) - 蒼陽さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるとこちらもとてつもなく嬉しいです。ありがとうございますッ！！タヌキさんの冒険の続きをお楽しみに！ (2022年10月8日 7時) (
レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても素晴らしい作品であえてうれしいです！勉強になります、続編おめでとうございます。楽しみにしています (2022年10月8日 2時) (レス) @page49 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 青子さん» コメントありがとうございます！その辺りは物語中でじょじょに明らかにしていく予定なので、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - レモンさん» 初投稿の作品にコメントまで頂けて本当に光栄です…。ありがとうございます…！ (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
青子 - 可愛いwwwwwたぬきさんは能力者なのかな？なんでチョッパーと話せないのかな？続き楽しみに待ってます！！ (2022年9月28日 0時) (レス) @page14 id: 904e809950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しい | 作成日時：2022年9月26日 16時
