気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第２話 ページ3

『疲れた……』



鬼狩り忙しすぎだろ……なんで俺鬼殺隊に入ったんだろ…
あ、宇髄に無理矢理入隊させられたんだった。あの時断っとけば俺はぬくぬくと今頃こたつの中で…



『痛いな…』



腕が痛い…
俺、柱なのに鬼に怪我させられて本当に皆さんみたいにやっていけれんのかな…
とりあえず帰ったら寝よう。



しのぶ「あら、こんにちは」

『…？』



突然声が聞こえて顔を上げる。
胡蝶さんだった。



『ひッ！こっ、胡蝶さん！ご無沙汰してます！！』

しのぶ「お久しぶりです」



この人ちょっと怖いんだよな……何考えてるかわからん。
あの笑顔も作ったような笑顔だし…



しのぶ「任務帰りですか？」

『あ…ハイ…まぁ』



とりあえず、話を切り上げて早く帰ろ…



『それじゃ、俺はこれで』

しのぶ「あら、その腕はどうなさったんです？」



ギク。



『いえ、大した事ないですから。それでは！』

しのぶ「いけませんよ。悪化したらいけませんから。蝶屋敷(うち)に一度来てください」

『えッ、い、いや、結構です！』

しのぶ「はーい、行きますよー」



胡蝶さんに腕を引っ張られる。
ここは振り払って逃げたいところだが俺の所為で胡蝶さんが傷付いたら困るし……そしたら胡蝶さんに俺の変な噂とか流されて鬼殺隊を追放されるかも…

………ん？




『……あの、胡蝶さん』

しのぶ「どうしました？」

『…耳が赤いようですけど、風邪ですか？』

しのぶ「えッ？あ、いやっ、これは…」

『もし体調が優れないなら俺なんかに構わず…』

しのぶ「なんでもないです！行きますよ！」

『ひッ！すみません！』



いきなり大声出された…！
やっぱりこの人怖い！！！

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