ハリー・ポッターと賢者の石 (ページ44)

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賢者の石を守った者ページ44

《医務室》
ハリーが目を覚ます

ダンブルドア「起きたのかねハリーあぁ贈り物じゃな。君の崇拝者から」
ハリー「崇拝者？」
ダンブルドア「地下室でクィレル教授と君とアデルの間に起きた出来事は秘密じゃ。つまり秘密ということは皆が知っとる。あぁこのカエルチョコロンが君に成り代わって開けたようじゃな。早々と」
ハリー「ロンは無事なんですか？ハーマイオニーは？アデルは？」
ダンブルドア「大丈夫２人共元気じゃよ。ただアデルは薬の効果がまだ抜けておらず眠っておるが大丈夫じゃ」

ハリーが隣のベッドを見ると穏やかな顔でアデルが眠っている

ハリー「石はどうなったんですか？」
ダンブルドア「慌てるでない石は砕いてしもうた。ニコラスとわしで話し合ってな。こうするのが一番だと決めたのじゃ」
ハリー「それじゃニコラスは死んでしまうんですか？」
ダンブルドア「命の水は死の備えをするぐらいは蓄えがある。その後には死ぬことになろうの」
ハリー「僕はどうやって石を？鏡を見てたら急に手の中に…」
ダンブルドア「あ～それはな石を得られるのはあの石を探し求め見つけても使おうとは思わないそういう者だけなのじゃ」
ハリー「石がなければヴォルデモートは二度と戻っては来ないんですね？」
ダンブルドア「あ～残念じゃが…戻る方法はまだある。ハリーどうしてクィレルが君に手を出せなかったか分かるかね？お母さんのおかげじゃ命と引き換えに君を守った。それが君に印を残した」

ハリーがどこに印があるのか見ようとする

ダンブルドア「いやいや目に見えない印じゃ。君の肌にそれが残っておる」
ハリー「どんな印を？」
ダンブルドア「愛じゃよハリー愛じゃおやバーティ・ボッツの百味ビーンズじゃないかね。わしはゲロの味に当たってしまってのう。それ以来嫌いになってしもうた。う～んなんと…鼻くそ味じゃ」

ハリーが医務室を出て数十分後…

アデル「ん…ここは…？」
ダンブルドア「おぉ！目が覚めたか」
アデル「私確かクィレルを…」
ダンブルドア「クィレルと何があったか話してくれるか？」
アデル「はい。私はクィレルが犯人だと分かっていたので石を奪われないように奴をアズカバンに入れようと考えました。奴はヴォルデモートと接触してデスイーターになっていたので理由は十分だと思いました」

ダンブルドアは頷きながら聞いている

アデル「でも、出されたお茶に入っていた睡眠薬のせいで眠ってしまって…結局ヴォルデモートもクィレルも捕まえられませんでした…」