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二十香 ページ22

一寸整理しようか私。

目の前にいるのは中原さん。

双黒である、太宰さんの相棒さんだ。

そしてこの謎に増えたフェロモン。


『……何か、美味しい。』

「止めて!?こんな汚いの吸っちゃ駄目!」

「汚いのは手前だろ。
 てか美味しいってなんだ、美味しいって。」

『ふぇ___んむっ、』


柔らかいモノに唇を塞がれた。

わぁ、何このデジャヴ〜。

まぁ、この行為で気がつかないほど鈍感ではない為、口を慎むことにする。


「駄目って云ったよね?」

『あ、はい。』

「ハハハッ!手前珍しく手懐けられてねェじゃねェか。」

「五月蝿い蛞蝓は口開くな。」


目の前の人可哀想、絶対怒ってるよ。

でも私もトーンの落とされた声で尋ねられたから怖い。

然しまだ続く喧嘩。


「俺が貰ってやろうか?」

「そんなことする様だったら本気で殺すから。」




はい、割愛。







其から二十分くらい続いたが、私は暫く聞いているだけにしておいた。

これ以上何か口にしたら私も殺されそうだった。

そして現在私の自室。

伯父様が何故か幹部レベルの部屋を設けてくれた為、太宰さんの部屋とは大差ない筈。

そして案の定ソファも整備されているので押し倒されています何これデジャヴ。


「いい?彼奴に出逢っても話しちゃ駄目。
 触らせたりしたら監 禁するからね?」


駄目だ、其は。

それこそ犯罪ですよ太宰さん。

マフィアとか関係なく、しちゃ駄目なヤツです。


『……如何して其処まで?』

「君の躰の中に彼奴のフェロモンが入るだなんて考えただけでも吐き気がする。」

『…ん、判りました。』


其ほど嫌いなんですね。

コクりと頷くと、そっと私の額に口づけを落とす。


「まぁ、君が何もしなければ私だって何もしないけどね。」


ニッコリと微笑んで云う姿はとても輝かしい。

然し目が笑っていないので物凄く怖い。

伯父様よりこの人を怒らせた方が命に関わるんですね。


……嗚呼、神様、一体私が何をしたって云うの。




______
___


'`,、('∀`) '`,、←可愛くないですか?

二十一香→←十九香



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ゆら(プロフ) - 棒緑カエル軍曹ってあれですよね!?あれ私も大好きです!! (2023年2月16日 20時) (レス) @page45 id: 9fa1b4957f (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - イージストさん» ご意見ありがとうございます。えと、少し考えてみます笑私もこの作品が好きなのでそう言うような形で続けられれば嬉しいですし。 (2019年2月27日 16時) (レス) id: 311cf89819 (このIDを非表示/違反報告)
イージスト(プロフ) - これの中也バージョン見たいかも (2019年2月27日 15時) (レス) id: d35fbbbafd (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 博識のうさぎ(仮)さん» これからも、様々な小説で陰ながらこっそりと拝見させて、応援させて頂きます! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 09928c8e9d (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - サキさん» ありがとうございます!更新頑張ります!こちらこそここまで読んでくださりありがとうございました! (2018年12月10日 20時) (レス) id: e5b267ef9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年8月14日 9時

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