十五香 ページ17
重く、開くことを拒むような瞼をゆったりと上げる。
すると視界に入ってきたのは何時もと違う、見慣れない天井。
そして耳に入ってきた声は小鳥の囀ずりではなく、
「おはよう、良い朝だね。」
『…………警察って119でしたっけ?』
「110だね、良い国作ろうは救急か火事だね。
あとマフィアの上層情報員が警察呼んだら駄目だからね。」
『嗚呼、朝からフェロモンの刺激が強すぎて吐きそうなんで離れてください。』
「話聞く気ないよね。」
朝から何なんだ。
夢ですよね、何かの夢だなそうだと云ってくれ。
…………何で夢でもこんなにフェロモン浴びてるんだろ。
美味しいけどそろそろ胃もたれしそう。
朝から胃もたれとか一番厭なんだけど。
「夢じゃないからね。はい、おはよう。」
と云って唇を重ねられる。
朝チュンならぬ朝チュウですか笑えぬ。
と云うか今のキスで多分今日一日分のフェロモンを貰った気がする。
朝からもういっぱいとか……、もう一週間後には私のフェロモン摂取量エグいことなっているのではないだろうか。
ひぇ……恐ろしや。
『……おはようございます。
朝ごはん作ってきますね。』
躰を起こし、大きな寝台から下りてフラフラし乍リビングへと向かう。
すると太宰さんも起き上がって、私の後ろを着いてきた。
「わーい!私醍醐食べたい!」
『はーい。』
「あとそっちの扉じゃなくて右の扉ね。」
『……。』
判るか。
三方向に扉があって取り敢えず正面の扉開いたら大きな部屋着きそうじゃん。
……恥ずかし。
油をひいたフライパンの上に片手で割った玉子を落とす。
醍醐と云われたので、此はパンかなと思い玉子とベーコンを焼くことにした。
因みに太宰さんはテーブルに肘を附き乍ニュースを退屈そうに観賞している。
退屈ならチャンネル変えれば良いのに。
今日なら8chでマモ出てるんじゃなかったけ?
あ、それ昨日か。
『…あ、』
「ん?」
拙い、指先を滑らしてしまった。
その所為で目玉焼きに塩胡椒が大量に掛かってしまっている。
……箸でかきかきして取るか。
『いえ、何でも。』
「あ、私塩胡椒多めがいい。」
しっかりと読まれてました。
多めの基準が判らん。
_________
テスト終わりました(複雑な笑顔)
なんかね、夏休み明けて2日目から五時間テストとかね、めちゃくちゃ眠かった。
だから更新出来ませんでしたスンマセン。()
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ゆら(プロフ) - 棒緑カエル軍曹ってあれですよね!?あれ私も大好きです!! (2023年2月16日 20時) (レス) @page45 id: 9fa1b4957f (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - イージストさん» ご意見ありがとうございます。えと、少し考えてみます笑私もこの作品が好きなのでそう言うような形で続けられれば嬉しいですし。 (2019年2月27日 16時) (レス) id: 311cf89819 (このIDを非表示/違反報告)
イージスト(プロフ) - これの中也バージョン見たいかも (2019年2月27日 15時) (レス) id: d35fbbbafd (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 博識のうさぎ(仮)さん» これからも、様々な小説で陰ながらこっそりと拝見させて、応援させて頂きます! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 09928c8e9d (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - サキさん» ありがとうございます!更新頑張ります!こちらこそここまで読んでくださりありがとうございました! (2018年12月10日 20時) (レス) id: e5b267ef9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:
作成日時:2018年8月14日 9時