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｢…立体機動装置って、兵団が使ってるやつ？｣
｢あぁ、そうだ！かっけぇーだろ！！｣
物凄いドヤ顔のイザベルの前には、3台の立体機動装置が並べられている。
｢これで空を飛べるんだ！！地上に出るのも夢じゃねぇ！｣
｢そっか、憲兵たちはいつもこれで空を…｣
脳裏に描かれる、自由に飛び回る憲兵の姿。
…たしかに、これを使えば空を飛ぶのも地上へ出るのも夢ではないだろう。
そして、そんな私とイザベルの会話を遠くから眺めているリヴァイとファーラン。
｢でも、こんなのどこで？｣
｢アニキが殺した憲兵から奪った！｣
にぱぁぁっと輝いている笑顔でこちらをみつめるイザベル。
ふとリヴァイに目をやると、目が合った途端逸らされた。
｢へぇ、すごい…。ホンモノ…｣
これ触ってもいい？とイザベルに聞くと、トクベツな！と元気に返ってきた。
それをゆっくりと指でなぞる。
｢すごい…｣
素人目でもわかる精巧な作りのそれ。
遠くから憲兵が使っているのを見たことはあったが、間近で見るのは初めてだ。
｢…使い方、わかるの？｣
ハーネスが着いた部分を撫でながらイザベルに問いかける。
すると、いつの間に近くにいたリヴァイが私の手元に影を作る。
｢…ヤツらの動きをみれば大抵分かるだろ｣
｢いやわかんないよ｣
まるで、分かって当然だろとでも言いたげなリヴァイ。
…そういえば、リヴァイはとてつもなく運動神経が良いことを忘れていた。
｢まぁいいや…。でも、とにかくすごいね。いつか私も外に連れて行ってよ、これで｣
あとちょっとで外に行くのも夢じゃないような、そんな気がして
脳裏に浮かんだのは父の顔。
いつか、これを使ってリヴァイ達と外に出て、そして、壁の外にも、一緒に出られたら良いな、
そして、そのためなら、自由の翼を背負っても構わない。
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こんな意味わかんないグダグダ頭からっぽ駄作にも順位がついて私は嬉しいです。
ほんとうにありがとうございます！！
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作者名：来世は春菊 | 作成日時：2023年11月25日 23時
