いわゆる残念美少女【ハイキュー】

23：寝起き ページ25

菅原 side

今日は青城との練習試合

けど
もうすぐ着くって時に日向が吐いてしまって。

その処理をするためバタバタしている中、俺は大地に後ろの席で寝ている月島とAちゃんを起こすよう命じられた


『Aちゃん〜月島〜おき…ろ……ってえ？！！』





「おいスガ、どうした」

『ちょ、大地！これ見ろよ！』

「なんだなんだ…は？？！！！」



そこにはAちゃんの方に頭を乗せている月島




と

更にその頭に頭を乗せているAちゃん_____


『…あいつらこんなに仲良かったか？』




2人とも仲良さそうに気持ちよく眠っている。


俺の声で他の奴らも集まってきて。


日向と影山は「月島このやろ…！！」と対抗心を燃やしている
日向お前さっきまでの緊張どこいったんだよ、ガチガチだったろーが


山口に至っては無言でパシャパシャとスマホのシャッターを切っている

あれ、なんか既視感。





「Aもツッキーも可愛い…」
と呟きながら連写を始める山口にかなり恐怖を覚えた



確かに可愛いけれども。





日「あっ！おい山口！後でその写真くれ！Aの部分だけ！」

田「Aちゃんの寝顔…欲しい……！！」

影「お、おれも…Aのだけ…」







お前らどんだけAちゃんの事好きなんだよ。
影山は好きなら普段からもうちょい優しく接しろよ！



『あ、俺もAちゃんのちょーだい』


まぁ好きなのは俺もか(


「お前らやめなさいっての、スガもやめろ！
…俺も1枚」

『大地もじゃねーか！！』


「……ん、むぅ…」

『あ、起きた。Aちゃん、着いたよ』


「ふぇ？あ、もう着いたんれすね〜」



……

「「「『か、かわいい…！！！！』」」」


え、なにこの生き物、可愛すぎるんだけどっ？！！
やばい可愛い、可愛すぎる…！！



日向と影山は鼻血を抑え
山口はカメラを動画モードに切り替え
大地は両手で顔を押さえ悶え
田中は…うん、御愁傷様です。




「あ、つっきーおきて、ついたって〜！」


「ん…なに……」

「あ、おきた！はやくいこ！」


にへら、と笑うAちゃん







その時は柄にもなく





月島が羨ましい



なんて思った。

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