同居人は有名人《ﾆﾉﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ》 (ページ8)

今日:7 hit、昨日:26 hit、合計:1,747,499 hit

08、笑い話ページ8

キャップの男は少し笑ながら

男『三等くらいじゃん？』

なんて。
もう、笑い話になってることだし。
そんな話にしてやるよ！

『え～、そうかなぁ？でも私、派遣ですよ？貧しい派遣の家にあがりこんで三等？あ、しかも彼氏もいないのに！』

男『派遣はともかく彼氏関係ある？』

『あるある！だって、彼氏いたら今頃怖かった！なんていいながら同棲でも始まりそうじゃないですか？そこからの結婚的な？流れですよ。』

男『なるほどぉ～』

『酔っ払いだからってバカにしてるでしょ？』

男『いやいや。まさか。』

軽い反応、ニヤニヤ顔の男。
なんだこいつ。
でもなんか話しやすい。

『こっちに仲いい友達いないし、ネットカフェ見つからないし。終電終わるし。いくとこないじゃん？家帰るのなんかあれだし。』

男。『だから公園？』

『まぁ、始発動きだしたら適当にホテルでも行って爆睡しようかな。って感じ。お金ないけどお風呂と布団にありつきたいからフンパツしちゃいますよねw』

男『ふーん。始発までまだあるみたいですけど？』

ちらっと時計を見る。
あと三時間は動かないだろうな。

『特技、どこでも寝れる。ですから。』

男『ふとんいらねぇじゃん。w』

『寝れるけど布団は恋人ですよ？むしろ、彼氏に抱かれるより布団に抱かれたい。あいつ優しいからw』

『じゃあ彼氏もいらないじゃん。やっぱり三等！』