同居人は有名人《ﾆﾉﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ》 (ページ24)

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24、でも、、、ページ24

彼はソファーから立ち上がると、ベランダの窓を開けてシャボン玉をやりはじめたら、

丸いシャボン玉が何個も飛んでいく。

『あの…。』

空耳？

ニノ『いいですよ？居ても。』

こっちを見てにっこり笑った。

『は…？何が？いや、いやいや。ご冗談を！』

ニノ『んふふ。本気、本気。Aちゃん犬みたいで。なんか面白い。』

またシャボン玉を吹きながら外をみる彼。

『悪いですから。』

ニノ『全然。洗濯してくれたしw』

『私お金ないですよ？！』

ニノ『知ってる。だから言ってるの。』

『私、好きな人しかいろいろ許してませんよ！』

ニノ『なんもしねぇよw』

『でも、私泥棒かもしれませんよ？』

ニノ『冷蔵庫もあけてないのに？』

『ただの行きすぎたファンかもしれませんよ？』

ニノ『建前なんでしょ？』

いや、でも。
目が泳ぐ。
心臓がうるさい。

でも。

『仲良しの彼女さんがいらっしゃるんじゃ…』

ニノ『仲良しの彼女？』

驚いた表情でこっちをみる彼。

こくこく頷く私。

『いらっしゃるでしょう？悪いですから。あ、もし今日のことでいざこざあったら説明しますから！』

ニノ『Aちゃん？なんでそう思ったの？』

怪訝な目で見られる。

『え？だって、クレンジングあるし。色違いの可愛いマグカップあるし、メロンパンも甘いのに。しかも2つあるし…。』

ニノ『なるほど。』

『???』

ニノ『いないから。』

え？