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03、私の家 ページ3
私のアパートは小さな二階建てで、その二階の右から二番目の部屋。
今日も、いつものように仕事をしてまっすぐに帰路についた。
いつものように鍵をあけて、部屋の中へ。
見た瞬間、真っ白になった。
理解したら今度は足が震えた。
半開きの窓。
ひっくり返されたようなクローゼット。
絨毯にくっきり残った足跡。
ばらまかれた本。
ついでに冷蔵庫のオレンジジュースを飲んだあとまであった。
すぐに警察に連絡して。
事情を話して。
ついでに不動産屋にも連絡して。
なくなったものの確認をして。
現場検証がすんで、少し割られた窓は不動産屋がなおすように手配してくれて。
それらのことが終わったら、私はスーツケースに散らばった服と化粧品なんかを無造作に詰め込んで、部屋を出た。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：空音
| 作成日時：2011年6月28日 3時
