同居人は有名人《ﾆﾉﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ》 (ページ14)

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14、朝食ページ14

ニノ『おかえり～。』

着替えを済ませた彼が声をかけてくる。

『どうも、ありがとうございました。着替えまで。』

ニノ『朝飯、これしかないけど。あと、コーヒーで平気？ジュースもあるけど…。』

机の上にはメロンパン。
私の好物じゃないですか！
これを見て遠慮はできないな。うん。

『えっと、ジュースがうれしいです。』

ニノ『うーい。…あ…。ごめん、ジュースなかった。コーヒーで許して。』

『あ、全然大丈夫です。厚かましくてすみません。。。』

ニノ『いえいえ。砂糖とミルクいる？』

『絶対ほしいです。』

ニノ『了解w』

ふたつのマグカップを持って彼がまたソファーに座る。
可愛い色違いのマグカップ。

…。
深く考えるのはやめよう。
この人は恩人だから！！

だされたコーヒーに、ミルクをふたつ、砂糖を三杯いれた。
くるくるかき混ぜて飲んでみる。

うーん、若干苦い。
まぁコーヒーなんて苦い飲み物だけど。
甘党だから普段は飲まないもんな。

ニノ『甘くない？』

『若干苦いっす。』

ニノ『甘党だね。』

『はい。二宮さんはブラックですか？大人！』

ニノ『なに、まだ子供なの？wいくつよ？』

『味覚だけです！またバカにしてますよね。』
少し睨んで言った。

ニノ『まさか！気のせい気のせい。w』

ニヤニヤした彼を横目にメロンパンをいただく。
あぁ、君最高だよ！
甘さが口に広がって私を幸せにしてくれる。

それがモロに顔にでたらしく、彼はクスクス笑いだした。